手縫いで袋縫いの縫い方に挑戦しましょう!
2016/08/31
袋縫いという言葉を聞いたことがありますか?
初めて聞く人は、袋の作り方かな?と思われるかもしれません。実は袋縫いとは、縫い代がほつれてこないよう縫い代を内側に入れ込んで縫い上げる方法です。
ミシンで縫うことが多いですが、今回はあえて手縫いで挑戦してみましょう。初めはなかなか慣れないかもしれません。
でも一旦コツを覚えてしまえば簡単ですよ。今回は袋縫いについて説明しますね。
袋縫いとは?
袋縫いとは縫い代がほつれないようにする方法で、薄い布やほつれやすい布、透ける布などに向いています。
2回縫うことになるので、しっかりした仕上がりになります。
パジャマのズボンの脇や、洋服の袖付けに施されます。洋服の場合は、縫い代が肌に直接触れないので着ていて心地よい、というメリットがあります。
透ける布は2本の縫い幅を細くすれば繊細な仕上がりになりますよ。手縫いのバッグにも向いていますね。内側に織り込むことで縫い代の始末がされるため、裏地が必要ないこともメリットです。
多少縫い方は違いますが、宣伝用ののぼり旗のポールを通す部分にも使用されることもあります。では次の画像を見ながら実際にやってみましょう。
袋縫いのやり方
では袋縫いのやり方を画像と一緒に説明しますので挑戦してみてください。
①作りたいものの出来上がり線をチャコペンなどで引きます。
②2枚を外表に重ねて待ち針で止めます。
③出来上がり線より外側に1本並縫いをします。
④この時、縫い代がほつれて糸くずが出てきますので、はさみでゆっくりカットしましょう。本体を切らないように気をつけてくださいね。
⑤縫い代を割ってアイロンをかけるときれいに仕上がります。
⑥布を裏に返します。
⑦本来の出来上がり線を並縫いします。
⑧横から見ると袋状になっていますね。これで出来上がりです。
袋縫いの際に注意すること
- 印がずれると、ゆがんだりしわがよったりしますので待ち針でしっかり止めましょう。
- ほつれた糸を切らずに作業すると、表に返した際に縫い目から糸端が出てきてしまいます。
- 糸を引きすぎるときれいに仕上がらないので、糸こきをして平らにしながら作業ましょう。
まとめ
袋縫いのやり方、ご理解いただけたでしょうか。表から見ると、どういう仕組みになっているのか少々不思議に思いますね。
もうおわかりだと思いますが、実は簡単なことなのです。まっすぐ縫うだけなので、覚えてしまえばすぐにできますよ。
袋縫いを覚えると、手縫いでも色々なものが製作できるようになります。どうぞ今後も楽しい手縫いライフをお送りくださいね!
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