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【初心者向け】簡単でカワイイ!フェイクフードマカロンの作り方

      2020/05/30

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口に入れるとサクッとほどけ、中身はふんわりと軽やか。
カラフルな色と可愛らしい形で大人気のお菓子、マカロンを作りましょう。
ちょっとしたコツとポイントさえ押さえれば、初心者さんにもとても簡単に作ることができます。

レシピ:アクセサリーにも最適なフェイクマカロンのコツとポイント

難易度: ★★☆☆☆ 初心者さんでもほとんど失敗なし!
完成度: ★★★★★ ポイントを抑えればかわいい作品が作れます。
予算:  ~500円 (全てを100均ショップで購入する場合の目安です)

用意するもの

材料

  • 樹脂粘土 (白 ダイソーの手芸売り場で購入できます)
  • 水性ペン (100均ショップで12色以上入ったものが購入できます)
  • ベビーオイル (食用・肌用のオイル・クリームでも代用できます)
  • アクリル絵の具または水彩絵の具 (クリームに着色する場合必要です)
  • 軽量紙粘土 (クリームを厚めに作りたい場合に使います)
  • 木工用ボンド

道具

  • 計量スプーンまたは代わりになる丸みのあるもの
  • つまようじ
  • 綿棒

手順

1.マカロンの生地を準備しましょう
マカロンはメレンゲと砂糖、アーモンドの粉を使って焼き上げたお菓子の総称。
色々な形がありますが、日本で人気なのは2枚の生地の間にクリームを挟んだパリ風のマカロン「マカロン・ムー」と呼ばれるタイプです。
今回はこのパリ風マカロンを目指してみましょう。

2枚の生地を同じ大きさで用意するために粘土を計ります。
キッチン用の計量スプーン、または同じように使える丸みのあるものを用意します。
スプーンに粘土を詰め、指で擦り切るようにして計量してみましょう。
同じ量で2回計量して2個分の粘土を用意します。

計ったねんどを一つにまとめてから色を付けます。
薄い色を付けるには、水性ペンを利用すると便利。
粘土に好きな色の水性ペンを押し当てて好みの濃さまで色を移し、よく捏ねてムラがないように混ぜてください。

着色した粘土を、最初に計量したスプーンでもう一度二つに分けます。
同じ量になるように、キッチリと擦り切って計っておきます。

この時に、スプーンにベビーオイルを塗っておくと、粘土をツルリと綺麗に外すことができて後の作業がとても楽になります。
ベビーオイルがない場合は食用オイルや肌用のクリームでも代用できます。
綿棒やティッシュを使って、スプーンの内側全体に薄く塗りつけておいてください。

2.マカロンの形を作ります
2つに分けた粘土を、それぞれマカロンの形にしていく作業です。
ポイントとコツさえつかめればとても簡単。
最初に、なぜそんな風に作るのかのポイントをご説明しておきますね。

ポイント:マカロンの形のヒミツ

マカロンは、合わせ目のプツプツしたフリルのような部分がかわいらしいですよね。
あのフリルを「ピエ(フランス語で足という意味)」と言います。
そう、マカロンはよく見ると、ツルンとした表面とサクサクした足の二つの部分でできているんです。

ピエができる理由は、マカロンの作り方にヒントがあります。
生地を絞り出した後、焼く前にしばらくそのまま乾燥させて置くのです。

空気を含んだメレンゲでできているマカロンは、焼かれると熱で膨らもうとします。
ところが表面が乾燥しているために、上に膨らむことができません。
そこで張り付いていてまだ水分が残っている下の方に向かってブクブク気泡ができて持ち上がり、あの独特のピエになるのです。
トップのつるりとした生地と、下半分のザクザクしたピエ。
この境目ははっきりと分かれており、綺麗なマカロンはトップがピエに乗っかったように見えます。

ピエの大きさや形は、作る人やお店によって様々です。
でも、均一にきれいなピエができていた方が見た目も可愛らしいので、今回はピエをはっきりと大きめに作っていきましょう。

それではいよいよマカロンのピエを作る手順です。

スプーンから取り外した生地を、そのまま平らなところに置いて少しだけつぶします。
この形はお好みで。
丸みがある形がお好きなら、つぶすのはほんの軽く。
しっかりした円盤型にするなら、ある程度平らくなるまで指で押さえておきます。

潰した粘土の側面、下から1/3程度のところに、つまようじを使ってぐるりと筋を付けます。
これがトップとピエの境目の目安となります。
はっきりとわかるように、しっかり目に筋を付けておきましょう。

もう一度平らなところに置いて、一番下の部分をつまようじでフリル状にします。
つまようじの先を使ってつぶすようにしながらぐるりとフリルを作り、そのあとフリルを押し戻すように少し内側に押し込んでおきます。
フリルがあまり外に飛び出ていると、マカロンぽい形になりません。
上から見たときに少し見えるかな、という程度に整えておきましょう。

底の部分ができたら、側面にもザクザクした跡を付けます。
最初に付けた線から下の部分につまようじを細かく刺し、不揃いでざっくりした質感を付けましょう。
トップとピエの境目はくっきりと、パカッとトップが浮いたように見えるように心がけます。

最後にもう一度全体を見て、底のフリルとまわりのザクザク感が綺麗に馴染んでいればOKです。

同じことをもう一つの生地にも行って、2枚1セットのマカロン生地の完成です。

綺麗に形ができたら、そのまま完全に乾燥させておきます。
サンプルのサイズ(一つ5ccの粘土を使用)程度なら、4日くらい置いてください。

3.クリームを挟んで完成させましょう
マカロンのもう一つの楽しみが、間に挟まれたクリームやジャムですね。
バタークリーム、チーズ、ガナッシュ、フルーツジャムなど様々な物があり、味や見た目の決め手になっています。

フェイクフードの場合も、好みによっていろいろなクリームを挟むことができます。
代表的な作り方を二つ、ご紹介します。

・厚みのあるクリームを作る場合
しっかりした厚みを出したい場合は、ここでも粘土を使ってクリームを作ります。
使うのは軽量紙粘土です。

作ったマカロンのサイズに合わせて紙粘土を取り出してよく捏ねておきます。
クリームに色を付けたい場合は、アクリル絵の具か水彩絵の具を混ぜましょう。
紙粘土には水性ペンは使えないので、気を付けて。

クリーム用の粘土が準備できたら、マカロンの内側に木工用ボンドを塗ります。
クリーム用粘土をはさみ、両側からしっかり均等に抑えてクリームのバランスを整えます。
気に入る形ができたら、クリームの粘土が乾くまで再度乾燥させましょう。
乾燥が早い紙粘土ですが、両側が密閉されているため、最低2日程度は置いておいてくださいね。

・ジャムや薄手のクリームを作る場合
透明感のあるジャムやくっきりした色味の薄手のクリームを作るには、木工用ボンドがとても便利です。
そのまま接着剤としても使えるため、作業も手間いらずでラクチン。

木工用ボンドをそのまま使うと透明になってしまうため、白いクリームであっても着色が必要です。
アクリル絵の具または水彩絵の具を使い、ボンドに混ぜて色を付けてから使いましょう。
絵の具とボンドの割合は、1:9~2:8程度にします。
絵の具が多すぎると色が濃くなり、ぺったりとしてツヤがなくなってしまいます。
ボンドに絵の具でちょっとだけ色を付けるイメージで、乾燥後は充分な色が出ます。

着色したボンドで2枚のマカロンを貼り合わせますが、厚めに塗った場合は脇から垂れ落ちないように注意してください。
ボンドだけで厚めのクリームを作る場合は、最初に両側にボンドを塗って少し乾燥→間にボンドを塗って貼り合わせるという2段構えで作業をするときれいに失敗なく作ることができます。

ボンドは乾燥が早いので、半日も経てば乾いているはずです。
これでパリ風マカロンの完成です。

まとめ

マカロン、上手にできましたか?
スイーツデコパーツとしても大人気のマカロンは、アクセサリーやチャームに加工しやすい点でもお勧めのフェイクフードです。
サンプルのようにラインストーンやパール、お花やフルーツパーツを貼り付けても華やかで愛らしいイメージになりますよね。

プラスチックのように固くなる樹脂粘土が材料なので、ヒートン(片側が輪になったネジ式のアクセサリー金具)を取り付ければしっかりしたアクセサリーを作ることができます。
色も自由自在なので、カラフルなマカロンをたくさん作ってマカロンタワーにしてみても素敵だと思います。

簡単で失敗しにくく、見た目も可愛らしいフェイクマカロン。
ぜひトライしてみてください。

 - フェイクフード

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