フェイクフードの「焼き海苔」の作り方!和食の基本素材でレパートリーを増やそう!
2016/07/20
フェイクフードで和食系の料理を作るときに良く使う食材があります。
例えばお米。あるいは菜っ葉や豆腐、それにお味噌やお醤油のような調味料。
こういった素材はメインになることこそ少ないですが、いざ使おうと思うときに手元ないと余分な時間がかかって面倒なものです。
今回は和食に欠かせない素材、「焼き海苔」の作り方をご説明します。
簡単ですが応用が効く手法ですから、ぜひ試してみてください。
レシピ:焼き海苔の基本の作り方
難易度: ★☆☆☆☆ つぶして延ばすだけです。超簡単!
完成度: ★★☆☆☆ 使うときに初めて実力を発揮する名わき役です。
予算: 200円
用意するもの
【材料】
- 樹脂粘土 緑/黒(100均ショップ ダイソーの手芸売り場にあります)
【道具】
- クッキングシート 2枚
- アルミホイル 1枚
- 丸い棒状の物 (今回はマジックペンを使っていますが、丸いものであれば何でも。)
手順
1.まず作業の下準備をします。
海苔はいくつかの作り方がありますが、一番応用が効くのが樹脂粘土で作る方法です。
樹脂粘土を薄く延ばして作りますので、粘土が貼りつかない下敷きを用意します。
クッキングシートを2枚用意し、手でもんで細かいしわを付けておきます。
良くもんでシワシワになったら広げておいてください。
同じようにアルミホイルをシワシワにして、こちらは丸めておきます。
2.樹脂粘土を用意します
海苔は真っ黒に見えますが、黒一色で作ると立体感がなくのっぺりした印象になってしまいます。
出来れば緑と黒の樹脂粘土を混ぜて使うのが良いのですが、もし黒しか手元になければ黒だけで作っても構いません。
樹脂粘土をよくこね、2色を混ぜます。
分量は緑:黒が1:1から1:2くらい。
黒は色が強く出るので、少量でもかなり真っ黒な印象になります。
ムラがなくなるまでよく練り混ぜてください。
全体がなめらかでツヤが出てきたらOKです。
《参考》
サンプルはダイソーの樹脂粘土を使用していますが、もちろんほかのメーカー製の物でも構いません。
樹脂粘土は気温や乾燥状態で硬くなっていることがあります。
今回は極限まで薄く延ばす必要があるので、固いままでは作業がしにくく、仕上がりもきれいになりません。
固くなった樹脂粘土を柔らかくする方法ですが、水を混ぜることができるものと、混ぜると分離して使えなくなるものがあります。
パッケージに「水で柔らかくできます」などと書かれているもの以外は、基本的に水を混ぜることはできません。
ダイソーの樹脂粘土は水が混ぜられないタイプのものです。
このような粘土を柔らかくするには、温度を上げるのが一般的です。
- ボウルや深いお皿に熱湯を入れます。
- 粘土をラップできつく包み、お湯が入らないようにした状態でお湯につけます。
- 少ししたらもんでみて、全体が均等に柔らかくなるようにしてください。
※ドライヤーの熱風を当てても柔らかくすることができますが、なかなか均等に柔らかくならない上に時間もかかるのであまりお勧めしません。
3.粘土を延ばしましょう。
しわにしたクッキングシートを敷き、その上に粘土を置きます。
指で適当につぶしたら、上からもクッキンシートをかぶせます。
指や手のひらでできる限り薄く延ばしたら、さらに道具を使って薄くしていきます。
丸い棒状のものを麺棒のように使って転がしながら延ばし、さらに外に外に押し出すように力を加えて極限まで薄くしましょう。
道具を使うことで力が均一にかかりやすく、粘土がちぎれるのを防ぐことができます。
また、指で押すよりも効率よく力が入るので、薄くしやすくなります。
これ以上はムリってところまで頑張ってください。
4.海苔らしい表面の質感を付けましょう。
上のクッキングシートをはがしてみてください。
クッキングシートをシワシワにしてあるので、少し波打ったようなデコボコした表面になっているはずです。
でも、本物の海苔はもっと細かくしわがありますよね。
ここで丸めたアルミホイルの出番です。
粘土の表面に、軽くアルミホイルを押し当てて跡を付けていきます。
強く押しすぎると薄く延ばした粘土が破れてしまいますので、力加減に注意してください。
ある程度表面がボコボコに覆われたら、裏返して両面が同じになるように裏にも質感を付けましょう。
これで焼き海苔が完成です。
あとは良く乾燥させてから、必要なサイズや形にハサミでカットして使います。
普通のフェイクフードは完成時にニスを塗りますが、海苔のような素材フードの場合は使うときに初めてニスを塗って仕上げます。
別のレシピで「卵の握り寿司」に巻いてあるのが今回作った海苔です。
ニスを塗ると表面がツヤツヤになって、より本物らしい見た目になりますね。
まとめ
単体ではほとんど出番のない海苔ですが、お寿司や朝食のテーブルには欠かせないアイテムです。
わたしは延ばしただけの5cm四方程度のものをストックして、必要に応じてカットして使うようにしています。
樹脂粘土を極限まで伸ばす作業は、いろいろなフェイクフードで使うテクニックです。
粘土を伸ばす道具についても、使いやすいサイズのものを一つ準備しておくと、ちょっとしたものを作るのに重宝しますよ。
気を付けて身の回りを探してみてくださいね。
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