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【フェイクフード初心者~中級者】フェイクラーメンの作り方2種【本物そっくり】

      2016/03/30

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日本人に人気の食べ物といえばいくつかありますが、代表的な物の一つにラーメンがあります。
ラーメンを見たことも食べたこともない、という方はそれほど多くはないのではないでしょうか。

フェイクフードでも、ラーメンは人気のモチーフです。
ただ、お菓子やパンなどに比べるとそれほど多くの作品を目にするわけではありません。
理由は簡単。
面倒くさいからです。

具材が多くなるほど、手数は増え、粘土やスープの乾燥にも時間がかかります。
でもそれだけに、作る人の個性やセンスが出しやすく、頑張って完成させれば、一見プロの作品かと思うほど、細かく手の込んだ作品が作れます。

初心者さんには少しだけ難しく感じるかもしれませんが、目玉焼きやベーコンなどの単品メニューを作れる方なら、無理なく作ることができるはず。

今回は、初心者さん向けのミニラーメンと、やや上級者にお勧めする、特殊な材料を使用する大きめのラーメンの二つのレシピをご紹介します。

レシピ1:ミニ味噌ラーメンの作り方

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難易度:★★☆☆☆ 細かいパーツが多いですが、難しい作業はありません。
完成度:★★★★★ 小さい器に盛りつけられた可愛らしいラーメンができます。
予算:300円~500円

材料・用意するもの

《麺・具材》

  • 樹脂粘土(白)(100均ショップ ダイソーの手芸売り場にあります)
  • 水性ペン (複数の色を使います。お持ちでなければ、100均ショップ各社で手に入ります)

《スープ》

  • エポキシ系接着剤 (2液を混ぜるタイプの接着剤です。100均ショップ ダイソーで購入できます)
  • 水彩絵の具(黄土色・赤・黄など) (お持ちでなければ、100均ショップ各社で手に入ります)

《用具・共通》

  • 木工用ボンド
  • プラスチック板、クッキングシートなど張り付かない下敷き
  • つまようじ
  • カッター・ハサミなど
  • ピンセット(盛り付けの際に細かいパーツをつまみやすいので、あると便利です)

手順

■最初に器を準備しましょう
1.ラーメンを作る前に、器を準備します。
ミニラーメン用の器は小さいものなので、市販では代替えに使えるものをなかなか売っていません。
樹脂粘土を使って、どんぶりを用意しましょう。
サンプルでは、黒い樹脂粘土を使っていますが、白い樹脂粘土しかなければ、白で作ってください。

サンプルは、直径2.5cmの器を使用しています。
小さくて作りにくいという方は、もう少し大きめでもかまいませんが、スープの作成方法の関係で、あまり大きなものはお勧めしません。
最大でも3.5cm程度までにとどめてください。

樹脂粘土をよくこね、丸い形のスプーンなどの内側に押し当てて、大まかな器の形を作ります。
キッチン用の計量スプーンなどがあれば、使ってみてください。
型になるものがまん丸でなくても、簡単に手で修正できますからそれほど厳密に考える必要はありません。
型になるものが手元になければ、最初から指でどんぶりの形に作ることもできます。
ある程度の深さがあり、どんぶりに見える形であれば大丈夫。
多少のゆがみや厚みの不揃いも、手作りならではのアジです。

形ができたら、そのまま乾燥させてください。
表面が乾燥して、触っても形が崩れなくなったら、糸底(丼の底の足の部分)を付けます。
粘土で細いひも状のものを作り、どんぶりの底よりも一回り小さい輪にして、下になる部分に木工用ボンドで張り付けておきます。
平らな場所に置いてみて、全体が斜めになっていないか確認してください。
もし傾いてしまう場合は、糸底の厚みで調整してしまいましょう。

糸底まで付けたら、完全に固くなるまで乾かしておきます。
小さいサイズのものですので、2~3日で大丈夫でしょう。
完全に乾燥したら、一度ニスを塗っておくと、
ツヤツヤと陶器っぽい器を表現することができますよ。

どんぶりを乾かしている間に、並行して具材を作ってしまいます。

【ポイント】

フェイクフードの器は、多くの場合手作りをすることが多いです。
素材には、今回使用した樹脂粘土のほかに、石粉粘土なども使われます。
小さいものであれば、扱いやすく乾燥後固くなる樹脂粘土がオススメです。
器に凝ることもできますし、慣れてくるとお皿やカップ、ティーポットなども作れるようになります。
そうなってくると、フェイクフードの世界は一気に広がります。
今回のどんぶりは、比較的簡単かつ精密さを要求しない器ですから、最初に作る器としては、としてはとても適しているのではないでしょうか。
 
1.麺を作ります。ミニサイズのラーメンの場合、細めの麺を用意します。
樹脂粘土を、器のサイズより少し小さめに取り出してよくこね、水性ペンの肌色またはクリーム色など、薄めの黄色で着色します。
粘土の玉に水性ペンの先をポンポンと押し当てるようにして色を移し、指でこねて全体が均一に着色されるようにしてください。
イメージするのは、ラーメンの麺の色(小麦粉の色)です。

2.着色した粘土の玉を長細く延ばして、薄くつぶします。
この薄さが麺の太さの基準となりますので、今回作る丼に合わせる場合は、0.5mm程度を目指してとにかく薄くなるようにしておきましょう。
クッキングシートの間に挟んで作業すると、手に貼りつかずに楽に作業することができます。
また、丸い棒などがあれば、麺棒のように転がして延ばせば均一に延ばすことができます。(なければ指で延ばしてもかまいません)

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3.延ばした生地は、かぶせたクッキングシートをはがし、空気に触れるようにしてそのまま置いておきます。
ほかの作業をしながら時々様子を見て、表面がさらさらと乾燥した状態になったら、カッターで細切りにします。
厚みとほぼ同じくらいのごく細い糸状にカットしてください。
(この時に、粘土の上下両面に、ベビーパウダーなどを薄くはたいておくと後の作業が楽になります。)

カットし終わったら、麺を軽く指でこねて、縮れ麺状にします。
力を入れるとお団子になってしまうので、あくまでも軽くです。(この工程は省いてもかまいません。麺になっていれば大丈夫です)

乾燥が進みすぎると、粘土が硬くなって細くカットしても丸まってくれなくなります。
薄く作っているので、気温や湿度にもよりますが、15分~30分くらいでカット作業をしてしまうのが、一番楽だと思います。

4.麺ができたら、器にはめてみて量を加減します。
量と形が決まったら、器に入れたまましばらく放置して、麺が器の形に固まるまでそのまま置いておきましょう。
この時点ではまだ器に固定しませんので、接着はしません。

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軽く乾燥して器の形が付いたら、麺を取り出して乾燥させます。
タオルや網状ものの上で、底の部分まで完全に乾燥してください。
万一乾燥が進んで、器の形になってくれなくても、最後に接着剤で押し込んでしまいますから大丈夫です。
量を確認できれば、それほど気にする必要はありません。

【ポイント】

粘土のパーツなどを乾燥させる際に、乾いたタオルを敷いておくと早く乾燥することができます。
粘土は空気に触れることで乾燥しますので、密着したシートなどの上に置くと、底の部分がなかなか乾燥しません。
色が薄く、使い古して毛羽が立たなくなったタオルなどがあれば、1枚用意しておくと粘土細工の時に役に立ちます。

5.各種の具材を用意します。
★特に記載がない場合、各具材は今回作成する大小のラーメンに共通の作り方です。
それぞれ使う器に合わせて、サイズを確認しながら作ってくださいね。

5-1.ナルトの作り方
樹脂粘土を長円形に成形して軽くつぶします。
厚みは作りたいサイズに合わせて調整してください。
つぶした長円形のフチを、つまようじの先でつつくようにして、ギザギザの形にしていきます。
一周すべてギザギザにしたら、そのまま乾燥させてください。
完全に乾いたら、水性ペンのピンク色で「の」の模様を描いて、ナルトの完成です。

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5-2.メンマ(シナチク)の作り方
粘土を黄土色に着色します。
水性ペンの黄色と茶色を使って、麺の色よりやや濃い色にしましょう。
器のサイズに合わせて薄くつぶします。
メンマなので、完成形が四角っぽくなる程度の厚みを残してつぶしてください。

つぶしたら、しばらくそのまま放置して、表面が乾燥するまで待ちます。
麺と同様に、表面がサラサラの手触りまで乾いたら、カッターを使って筋を刻みます。
一定方向に、ランダムになるように細い線を付けてください。
全体に筋を刻み終わったら、器のサイズに合わせてカットします。
全部同じ形になると不自然なので、適度に太さを変えておきましょう。

5-3a.チャーシューの作り方(大)
3~4色に着色した粘土を巻いて作ります。
粘土を小さくちぎって、3個か4個の玉を作ります。
白、薄いピンク、濃いピンク、赤身に見えるように、
それぞれ水性ペンで着色をしておきます。
着色した粘土を細く棒状に延ばし、並べてくっつけて、軽くつぶしておきます。
各色が少し重なるくらいにしておくと、自然に色が混じってきれいにできます。
はじからクルクルと巻いて、円筒形にしてそのまま乾燥させましょう。

円筒状の粘土の表面が乾いたら、薄くカットしてください。
カットの際につぶれてしまったり、色の混ざりがきれいに出ていない場合は、指で平らにつぶして形を整えながら色を直します。
器のサイズと比べて小さ過ぎた場合も、やや厚めにカットしてからつぶすときれいに大きさを合わせることができます。
アルミホイルを丸めたものや、つまようじのお尻の部分で軽く押して表面に凸凹を付けると仕上がりが自然な感じになります。

5-3b.チャーシューの作り方(小)
aで筒状に作ることが難しかったり、器が小さくて筒状に作ると細かくなりすぎる場合は、1枚づつのチャーシューを作ってしまいましょう。
何色かに着色した粘土をごく小さな玉にして、いくつかまとめてつぶします。
色が重なり合うようにつぶしたら、丸めたアルミホイルやつまようじで表面に凸凹を付けて形を整えてください。

5-4a.ネギの作り方(大)
ラーメンに欠かせない、ネギの作り方です。
こちらは、やや大きめの白ネギを作るのに適しています。

水性ペンの黄色で、薄い黄色に着色した粘土を使います。
粘土を細長く延ばし、薄くつぶします。
麺ほど薄くしてしまうとネギっぽさがなくなりますから、厚さ1mm程度までにとどめておいてください。
薄く延ばした粘土を、つまようじなどにクルクルと巻き付けます。
そのまま乾燥させ、乾いたら薄くカットします。
九州ラーメンのような青ネギを作る場合も、色だけ変えて同様に作ります。
色の違いで何種類ものネギが表現できますので、作りたいラーメンに合わせていろいろと試してみてください。

5-4b.ネギの作り方(小)
小口切りのネギも、チャーシューと同じように筒状にしてから薄くカットして作ることができます。
粘土玉を、白・薄い黄色・薄い黄緑色・やや濃い黄緑色に着色します。
それぞれの色のねんどを、ごくごく薄くつぶします。
クッキングシートで挟んで、できるだけ薄くつぶしてください。

表面が軽く乾燥したら、重ねます。
濃い色を下に、徐々に薄い色を上に来るように重ねてください。
重ねたら、濃い色が外になるように細く巻きます。
色が混ざるとネギっぽくなくなってしまいます。
力を入れずに、層ができるように軽く巻くのがポイントです。
巻き終わったら、そのまま完全に乾燥するまでおいておきます。
表面が乾燥して、筒状を保てない場合は、巻き終わりの部分にごく薄く木工用ボンドを塗って、巻き止めしてください。

乾燥した状態で、薄くカットしていきます。
きれいな小口切りの長ネギが完成です。

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5-5.もやしの作り方
味噌ラーメンの定番具材、もやしを作ります。
器のサイズに合わせて、着色していない白い粘土を細くひも状に伸ばします。
作りたいもやしのサイズに合わせて、太さ長さを調整してください。
一方の先から、つまようじを使って軽くつぶしていきます。
これがもやしの頭の部分になります。全体の1割くらいまでつぶしてください。
軽くつぶした最後の1回だけ、やや強めにつまようじを押し付けて、自然に先が少し曲がるようにするときれいな形になります。


(わかりやすくするために、画像では少し大きめに作っています。)

乾燥したら、つぶした頭の部分を水性ペンの黄色で軽く着色します。
あまり濃い色を付けないように、ほんのり黄色くなる程度にしてください。
同じものを10本程度作っておきましょう。

5-6.ゆで卵(味玉)の作り方
黄身と白身を別々に作ります。
黄身を先に作って、乾燥してから白身で包みます。
黄身は、水性ペンで黄色に着色した粘土を、器の大きさに合わせて、丸く丸めて乾燥させておきます。
赤のペンを使って、オレンジ色に近い色にしておくとゆで卵の黄身らしくなります。

黄身が乾燥したら、白い粘土で包んでゆで卵を作ります。
多少の黄身の偏りは気にしません。
白身も乾いたら、縦・横好きな方向にカッターでカットして完成です。

もっと簡単に半切りの卵を1個だけ作る場合は、黄身を最初から半球形に作って乾燥させておきます。
黄身の平らな面を下にして、下敷きの上に置き、白い粘土を上からかぶせ、卵型に見えるように黄身を包んでしまいます。
そのまま乾燥させれば、カットしたゆで卵の完成です。
カット面がシャープになりにくいので、大きな作品には向きませんが、小さいラーメンであれば、充分ゆで卵に見えますよ。

味玉にしたい場合は、完全に乾燥してから表面に色を付けます。
水性ペンの肌色や黄土色を化粧用のパフなどに塗って、軽くティッシュオフした後に、卵の表面にポンポンとつけていきます。
色の濃淡は気にしません。特に上から見えるフチの部分に色が出るように調整しながら着色してみてください。

5-7.コーンの作り方
コーンラーメンのコーンの作り方です。
少量の粘土を水性ペンで黄色に着色してください。
指先で丸めて、1~2mmほどの小さな玉を作ります。
できればやや楕円形に丸めておきましょう。
玉をごく軽く押さえて、片側をつまようじの先を使ってくぼませます。
小さいパーツですので、それほど正確な形にならなくても大丈夫です。

大きめに作る場合は、同じようにつぶしてから片側をくぼませ、くぼませた部分のまわりに絵の具の白でチョンチョンと色を付けると
よりリアルなコーンになります。
今回は、小さい器を使いますので、白の着色はせずそのまま使います。

 - フェイクフード

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