【フェイクフード初心者向け】皮むきもカットも自在!丸ごとりんごの作り方
フェイクフードでは果物も良く作られています。
ただし、そのままの形で使われることよりも、カットしたり皮をむいたりして色々な料理やプレートの盛り付けに使うことの方が多いかもしれません。
今回は果物の中でも基本的な丸い形のりんごを作ってみましょう。
作るだけなら簡単ですが、その後のアレンジの自由度が高い作品です。
レシピ
難易度: ★★☆☆☆ 作業自体はとても簡単です。
完成度: ★★★★☆ 着色やカット次第でいろいろな作品が作れます。
予算: 200円~300円
材料・用意するもの
- 樹脂粘土 (白 100均ショップダイソーで購入できます)
- アクリル絵の具(赤・黄色・緑・白など 100均ショップ各社で購入できます)
- 水性ペン (100均ショップ各社で購入できます)
- 木工用ボンド (ご家庭にあるもので充分です)
- メイク用パフ・メラニンスポンジなど
- パレット (捨ててしまうプラスチック容器があればそれで充分です)
- つまようじ
- テッィシュ
- シリコン・プラスチックなど貼りつかない下敷き
- ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)
- (あると便利)スポイト、化粧品のプッシュ容器など水が入れられるもの(絵の具を溶くときにあると便利です)
手順
1.粘土を着色し、りんごの果肉の色を作ります。
樹脂粘土の白を作りたいサイズのりんごに合わせて取り出してよくこねます。
なめらかになるまでこねたら、アクリル絵の具の黄色をごく少量つけ、完全に混ざるまでさらによくこね合わせてください。
ごく薄い黄色に染まればりんごの果肉の準備は終了です。
2.りんごの形を作ります。
着色した粘土を手のひらで丸めて玉にします。
つまようじのお尻の丸いほうをを使って、一点にくぼみを作ります。
そのまま反対側にも同じようにくぼみをつけておきます。
片方が頭、もう一方がお尻になります。
頭の部分は少し太めの筆の軸などを使い、じょうご型に穴を広げます。
お尻の方は逆に、つまようじの先など細いものを使って穴から放射線状に何本か細い筋を付けます。
全体の形を見て、下になるお尻の方がやや細くなるように整えたらりんごの成形はおしまいです。
簡単でしたね。
そのまま完全に乾燥するまで、4~5日くらい乾燥させてください。
3.完全に乾燥したら、着色をします。
果物のような自然物は、着色が一番のポイントになります。
本物があればベストですが、なければネットの画像などを参考にして着色をしてください。
最初に頭とお尻のくぼんだ部分に、筆を使って薄い黄緑色のアクリル絵の具で着色します。
次に同じ色を使い、下の方から上の方に向かってりんご全体に薄く色を付けてしまいます。
スポンジに水で薄く溶いた黄緑色のアクリル絵の具を吸わせ、ティッシュで完全に水気を取ってからりんごにポンポンと押し当てるように色を付けます。
色が薄いうえに、樹脂粘土は最初は色が付きにくい性質があります。
焦らずに気長に何度も色を重ねて徐々にはっきりとわかる程度まで黄緑色を重ねてください。
黄緑が終わったら、いよいよりんごの赤い色を付けていきましょう。
今度は上の方から付け始めます。
同じようにスポンジに薄く溶いた絵の具を付け、少しづつ色を重ねましょう。
一番下の方は赤くせず、黄緑色が見えるようにグラデーションを付けておくとキレイでリアルなりんごになります。
赤い絵の具を筆にほんの少しつけ、上から下の方にスッスと軽く動かすと、りんごの皮特有の縦の線が表現できます。
ハッキリと色が変わると目立ちすぎますので、着色した絵の具の残りを使って、つくかつかないかくらいの色で線を描いてみましょう。
4.着色した表面に、薄い点々を付けます。
りんごの表面は、黄色っぽいポチポチとした斑点が散っていますね。
筆を使い、やや水が少ないアクリル絵の具の黄色を使って点を打ちます。
筆先にほんの少しだけ絵の具を付けて、りんごの表面に触れるか触れないかの微妙な力加減で点を打ってみましょう。
絵の具が完全に乾いたらりんごは完成です。
さらに手を加えるなら、頭とお尻のくぼみの中にこげ茶でチョンチョンと色を足したり、つまようじなどをカッターで細く削ったものを茶色に塗り、木工用ボンドで頭のくぼみにつけて軸を作ってみてください。
最後に丁寧にニスを塗れば、ツヤツヤしたきれいなりんごの出来上がりです。
参考
拍子抜けするくらい簡単に、りんごが完成してしまいました。
実は果物のほとんどは、作ること自体は難しくはありません。
りんごにしてもミカンやバナナにしても、果物そのものは非常に単純な色・形であることがほとんどです。
りんごのような丸いフルーツは、完成してからカットすることが可能です。
サンプル画像ですが、半分にカットして1/8をうさぎりんごに剥いたものと、丸のまま皮をむきかけた状態のものを作ってみました。
いずれもカッターナイフを使い、実物と同じ手順で作業しています。
半分にカットしたりんごは、つまようじを使って断面の中央に割れ目を付けます。
アクリル絵の具で薄い黄緑色を作り、内側の線を筆書きしたり、焦げ茶色のアクリル絵の具で種を描いたりすればリアルなりんごが出来上がりです。
1/4、1/8にカットした場合は、芯の部分を三角に切り抜いておきます。
フルーツカッティングのサイトを見ると、花形やチェック、リボンなど色々なカッティングを見つけることができます。
可愛くカットして盛り付ければ、素敵なフルーツプレートの完成です。
カッターを包丁のように使って皮をむけば、果肉の色とのコントラストが美しい皮むきりんごを作ることができます。
私は元々りんごの皮をむくのが大の苦手なので厚く不器用に剥けてしまいましたが、器用な方なら細く長く剥くこともできるはずです。
自信がある方はぜひトライしてみてください。
まとめ
簡単ですが奥が深いフェイク果物の初級編をお送りしました。
同じ作り方で、柿や梨、メロンなど皮が薄いフルーツを作ることができます。
皮の色や中身の種などの表現は工夫しがいのあるところです。
ぜひトライしてみてくださいね。
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