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初心者でも簡単!具だくさんのフェイクフードおうちカレーライスの作り方

      2016/10/29

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夕方歩いていると、ほのかにカレーの匂いが漂ってくることがあります。
「あ、このおうちは今夜カレーなんだな」なんて、ちょっとホッコリしてしまいますね。
今回は、みんなが大好きな家庭のご馳走カレーを作りましょう。

レシピ:ゴロゴロ具がこぼれるおうちカレー

難易度: ★★☆☆☆ 具とライスを作ってルーでまとめます。難しい作業はありません。
完成度: ★★★★☆ お皿に盛り付けるところまでご紹介します。
予算:  200円~400円

用意するもの

【材料】

  • 樹脂粘土 (白)
  • 石粉粘土 (ダイソー石粉粘土またはセリア造形粘土がお勧めです。食器を石粉粘土で作る場合のみ用意してください。)
  • 水性ペン (具の着色に使いますが、アクリル絵の具でも構いません)
  • アクリル絵の具 (黄色・赤・茶色など)
  • 木工用ボンド
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)

【道具】

  • つまようじ
  • カッターナイフ
  • クッキングシートのような貼りつかない下敷き

手順

1.お皿を準備します
カレーはお皿かスプーンなど、盛り付ける土台がないと成立しない料理です。
最初に盛り付けるための食器を準備しましょう。

お皿の作り方は【フェイクフードパスタの作り方】に詳細な手順を掲載してありますので参照してください。
樹脂粘土をつぶして、手びねり風のお皿を作るのも良いと思います。
丸型、角型、楕円形、好きな形のお皿を用意しておいてください。
100均の小皿(薬味皿・醤油皿など)を流用しても構いません。

2.カレーの具を作りましょう
今回は基本的な具材として、「ニンジン」「ジャガイモ」「豚肉(三枚肉)」の3つを作ります。

2-1.ニンジンの作り方

これまで、ハンバーグプレートなどでもニンジンを作ってきましたね。
今回はカレーの主役級の具材として、リアルなカットニンジンの作り方をご紹介します。

樹脂粘土をよくこねて、水性ペンまたはアクリル絵の具で薄い黄色に着色します。
これはニンジンの一番中心、色が薄い部分の色を目安にしておきましょう。
色が付いたら粘土を3つに分けます。
それぞれ「大」「中」「小」とサイズを変えておいてください。
「小」サイズは、そのまま芯に使いますのでよけておきます。
「中」サイズの粘土には、少しだけ黄色と赤の色を足して、明るいだいだい色に着色してください。
「大」サイズの粘土は、中サイズよりもさらに濃いオレンジ色に色を付けます。
この大サイズの粘土の色が、ニンジンの外側の色になるように調整しておきましょう。

小サイズの粘土を棒状に伸ばします。
お皿のサイズから逆算してニンジンの太さを決め、その太さに応じて最初の棒の太さを調整します。
迷ったら細めの長めにしておきましょう。

小サイズの棒に、中サイズの粘土を延ばして巻き付けます。
それほど厳密に閉じなくても構いません。
最後に大サイズの粘土を延ばして、一番外側に巻き付けます。
ここは隙間ができないように、しっかりと棒状にしておきます。
巻き終わったら軽くコロコロと何度か転がします。
これで内側の粘土がちょうどよく馴染み、キレイなグラデーションになります。

ここまで来たら、そのまま完全に乾燥するまで置いておきます。

2-2.ジャガイモと三枚肉の作り方

まず、ジャガイモを作りましょう。
ジャガイモは非常に簡単で、薄いクリーム色に着色した樹脂粘土を、やや楕円形の玉に丸めておくだけです。
これもカレー皿のサイズに合わせて作っておきます。

三枚肉は樹脂粘土を大小の二つの塊に分けてから作業します。
小の塊は脂身として白いまま残し、大きい方の塊に肉の色を付けます。
水性ペンのピンク+ごく少しの茶色、またはアクリル絵の具の黄土色+ごく少しの赤を使い、豚肉に火が通った状態の薄茶色に色を付けておきます。

着色した粘土を半分に分け、白い粘土をサンドして長細い四角い形に成形します。
これで三枚肉の成形もおしまい。
ニンジン、ジャガイモと合わせて乾燥させておいてください。

3.ライスを準備しましょう

カレーライスのもう一方の主役、ライスを盛り付けた形で準備します。
材料は樹脂粘土です。
白の樹脂粘土をライスにしたい分量だけ取り出してよく捏ねます。
捏ねた粘土を使い、ライスの形を作ります。
サンプルでは四角いお皿に合わせて丸く中央がへこんだ形に盛りつけましたが、普通に小山に盛ってもお洒落にオムレツ型に盛っても良いでしょう。
この時点では直接お皿に置かず、サイズと形だけ確認しておきます。

クッキングシートのような貼りつかない下敷きを用意し、ライスの形にした粘土を置きます。
細いストローか綿棒の軸をカットしたものを指で少しつぶし、その楕円形の切り口を使ってライスの表面にお米の粒々を付けていきます。
多少形がデコボコになるくらい強弱をつけて、全面、特に底に接する縁の部分にもツブツブの後を付けておいてください。

跡を付け終わったら、いったんそのまま乾燥させます。
完全に乾くまで4日程度置いておきましょう。

ライスが完全に乾いたら、用意しておいたお皿に貼りつけます。
お皿に木工用ボンドを薄く塗り、しっかりと貼り合わせてください。

※すでお米を作ってみて余りが手元にあったり、よりリアルに米粒を貼りつけたライスを作りたい人は、この時点でライスの表面に木工用ボンドを使って米粒を貼りつけておきます。
米粒の作り方の詳細を知りたい方は、「コメ作りから始めるフェイクフードおにぎりの作り方 」を参考にして大または中サイズのお米を作ってみてください。

4.具材をカットして盛り付けの準備をします
乾いた具を丁度良いサイズにカットしましょう。
全て本物の調理と同じようにカットしていきます。

ニンジンはまず輪切りにしてから半分にカットします。
もしこれでサイズが合わない場合は、乱切りにすることでサイズを調整することができます。

ジャガイモは縦半分にカットしてから、1/3または十文字に1/4にカットします。

三枚肉だけはカットの前に少しだけ手を加えます。
表面にカッターの刃の背かメウチのような固いものを使い、縦方向に筋を付けておきます。
これをやっておくことで、ルーに絡めたときにより肉らしい質感が出ますので、やや深めにランダムな筋を刻んでおいてください。
筋を刻んだ肉を、適当な厚みにカットしたら具材の準備は完了です。

5.ルーを作って盛り付けましょう

ルーの素材は、おなじみの木工用ボンドです。
最初にアクリル絵の具を使って作りたいカレールーの色を作りましょう。
サンプルは少量の黄色+茶色を混ぜています。
もっと黒っぽい色がお好みなら、絵の具の黒を少量足してください。
赤みが強い物、もっと黄色い物も良いですね。

絵の具で色が決まったら、木工用ボンドと混ぜます。
絵の具とボンドは2:8程度、ボンドに絵の具で少し色を付けるイメージで丁度くらいです。
ボンドが混ざったら、具材を入れて絡めます。
具材はすべて入れてしまわず、トッピングに使う分をよけておいてください。

具と混ぜたボンドを、ライスにかけましょう。
爪楊枝を使い、少しづつすくって盛りつけます。
ある程度盛り付けたら、残りの具を上に乗せて軽くルーに沈むように配置します。

サンプルでは、ルーを乗せるときに誤ってライスに付けてしまったため、その部分にわざとルーを足して、カレーがあふれて流れた状態を表現してみました。

ルーを盛り終わったら、カレーライスは完成です。
ルーが完全に乾いたら、全体に水性ニスを塗って仕上げてください。

まとめ

木工用ボンドを使うソースのバリエーションもだいぶ増えてきましたね。
今回は特につややかで重みもある木工用ボンドにうってつけのカレールーを作りました。
カレーはパスタなどと並んでソースのバリエーションが豊富で、インド風のサグカレー(緑色のほうれん草カレー)や、黄色くサラサラしたタイカレーなども人気です。
それぞれに合わせてナンや具材の作り方を考えるのも楽しいですね。
お好みのカレーがあれば、この機会にぜひチャレンジしてみてください。

 - フェイクフード

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