こんな風に作れるの!?面白楽しいフェイクフードブロッコリーの作り方
2016/08/23
フェイクフードの中には、いったいどうやって作っているのか見当もつかないものがあります。
そういう作品に限って、特殊な素材を使っていたり高度なテクニックを要するものが多いのも事実です。
ブロッコリーは細かいツブツブ状の「つぼみ」を食べる野菜。
あの沢山の粒々はどうやって作ると思いますか?
意外な方法で作る野菜、ブロッコリーに挑戦してみましょう。
レシピ:一度やると病みつきに?ブロッコリーの作り方
難易度: ★★★★☆ 多少の慣れが必要ですが、実はそんなに難しくありません。
完成度: ★★★★☆ 人に見せればびっくりされるブロッコリーが作れます。
予算: 100円~500円(全材料を100均でそろえる場合の目安です)
用意するもの
【材料】
- 樹脂粘土 (白 お手元になければ、100均ショップダイソーで購入できます。)
- アクリル絵の具 (白・黄色・緑・茶色または黒)
- ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます。)
【道具】
- 茶こしまたは油杓子 (金網状になっている物。作品の大きさによって目の細かさを選びましょう。100均で入手できます。)
- カッターナイフ
- ハサミ (小型の手芸用はさみがあれば便利ですが、普通の物でも大丈夫です。)
- ピンセット (先が曲がっているタイプのものが使いやすいです)
- 水彩筆 (先端が平らな平筆がベストです)
- ティッシュ
手順
1.ブロッコリーの茎を作ります
ある程度の大きさがあるブロッコリーを作る場合は、最初に土台になる茎を作ります。
7・8mm程度までの小さい物であれば、茎を作る必要はありません。
必要がなければ、〔手順2〕まで飛ばしてください。
樹脂粘土を用意します。
粘土の量は、作りたいブロッコリーの茎のサイズを目安にしてください。
取り出した樹脂粘土をよくこねておきます。
ブロッコリーの茎の色を付けます。
薄い色なので、水性ペンがあれば黄色と緑を使って着色してください。
アクリル絵の具、水彩絵の具でももちろん構いません。
全体に白っぽいごく薄い黄緑色にしておきましょう。
茎の形を作ります。
最初に太く短い円柱状になるように転がして形を作ります。
円筒の一方の端をハサミで十文字にカットして4本に分け、さらに細く何本かに切り分けておきます。
これがブロッコリーの房の茎になります。
切り分けた1本づつを指で丸め、先が丸い状態にしておきます。
また、茎同士がくっつかないように少し押し広げておくと、房を付けたときにボリュームが出てきれいに仕上がります。
茎の何カ所かに小さく切り込みを入れます。
葉っぱが生えてくる芽の付け根です。
実物をよく見ると、らせん状に規則正しく並んでいることがわかりますが、サイズが小さければそこまでこだわらなくても良いでしょう。
小さい作品(1~2cm程度)を作る場合は、茎の先端をそこまで切り分ける必要はありません。
2本ないし3本に分かれるくらいに切り込みを入れておけば充分です。
ここまで出来たら、風通しの良い場所で乾燥させておきます。
大きなサイズで4~5日、2cm程度の物であれば2日程度で乾燥します。
(ダイソー樹脂粘土の場合です。粘土によって乾燥に時間がかかるものがありますので、それぞれのパッケージを必ず確認してください。)
2.ブロッコリーの芽の部分を作ります
さあ、いよいよお楽しみのブロッコリーの粒々を作りましょう。
金網を張った油杓子(揚げ物をすくうための金網のシャクシ)や、網目が大き目な茶こしなどがお勧めです。
金網部分ができるだけ丈夫で歪まないものを用意してください。
作りたいサイズに網目を合わせるのもポイントです。
小さい作品であれば、網目が小さめのものを使います。
あまり目の詰まった茶こしなどだと、粘土が上手く押し出せませんので、選ぶ際には気を付けてくださいね。
茎と同じように薄い黄緑色に着色した樹脂粘土を用意します。
できるだけ柔らかい状態で作業するため、よく練っておいてください。
粘土が固い場合は、ラップなどで水が入らないようにきっちりと包んだ上で熱湯で数分間湯煎をしておくと柔らかくなります。
金網を使って粘土を押し出していきます。
粘土を玉にして金網に押し付けます。
反対側から粘土が押し出されてきますので、できるだけ長くなるように粘土を広げすぎないように注意してください。
指でこすりつけるようにしながら、なるべく均一に押し出します。
押し出されてきた粘土を、ピンセットを使ってつまみ取ります。
この一つまみがブロッコリーの一房になります。
無理をしてあまり大きく取らず、無理なくきれいに取れる分だけをつまんでください。
つまみ取った粘土を、ブロッコリーの茎に貼りつけていきます。
中央から始め、全体にバランスよく付けていきます。
足りなくなったら粘土を足して改めて金網から押し出し、全体にまんべんなく房が付くように整えていきます。
もしそのままでは房が上手く貼りつかない場合は、木工用ボンドを使って貼ってください。
小さい作品の場合は、つまみ取った粘土の根元を指でより合わせて茎にします。
この場合は、押し出す粘土をできるだけ長めにつまみ取るようにします。
少なくとも1cmくらいは押し出せるように頑張ってみてください。
房を軸に付け終わったら、つぶれないようにそっとタオルなどの上に置いて乾燥させます。
完全に乾くまで、3日以上は乾燥させておいてください。
3.茎を整えて完成形にします
房が乾燥して持っても形が崩れない状態になったら、茎を成形して完成形にしてしまいましょう。
茎の根元部分をカッターで切り落として平らにします。
切った断面にカッターの刃の背中側や金串などで軽く十文字の筋を入れ、ブロッコリーの茎の断面を表現します。
小さいサイズの場合は、茎の根元を切り落とすだけです。
水平、または斜めにカットして、ブロッコリーらしい形にしておきましょう。
4.芽の部分に着色しましょう
アクリル絵の具を使って着色をします。
パレット(不要なプラスチック容器など)にアクリル絵の具を絞っておきます。
使うのは白・黄色・緑・ごく少量の茶色または黒です。
最初は茎の色とほぼ同じかやや濃い程度の黄緑色から着色を始めます。
筆に絵の具を含ませて、ティッシュで充分に水分をオフします。
筆を垂直に当てるように、先端でポンポンと叩くように色を付けていきます。
黄緑色が終わったらその色に緑を足し、同じように着色します。
さらに少量の黒を混ぜ、濃い緑色を作って付けていきます。
色が濃くなるほど筆のあたりが弱くなるように、綺麗なグラデーションになるように少しづつ進めていきましょう。
ブロッコリーの色は、太陽に当たった部分程濃くなります。
最終的に、根元に近い部分ほど色が鮮やかで薄く、芽が濃く密集していて飛び出した部分がやや暗い色になるように心がけます。
大きなサイズのものは、茎に付けた切り込みの先端部分や
茎の根元の切り口などにも黄緑色を少し塗っておきます。
着色が終わったら、ブロッコリーは完成です。
全体に丁寧にニスを塗って仕上げてください。
まとめ
金網を使う部分、最初は慣れないとうまく房状に摘めなかったりします。
でも2回3回とつまんでいるうちに、だんだん丸くきれいに房が作れるようになります。
ブロッコリーは単体で使うことはあまりありませんが、サラダや洋食のプレートの添え物などでは出番が多い野菜です。
見た目のインパクトがあるので、ブロッコリーが乗っているだけで作品全体がとても繊細で丁寧に作られている印象を与えることができるんです。
この作り方をマスターしておけば、いろいろな作品で効果的にブロッコリーを登場させることができます。
何よりも作っていて楽しいので、ぜひ一度トライしてみてくださいね。
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