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カリっと揚がったフライドポテトの作り方!フェイクフード初心者でも簡単!【2パターン】

   

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フライドポテト、お好きですか?
私は大好きで、ビールのお供にもハンバーガーの付け合わせにも絶対に欠かせません。
ジャガイモを揚げただけなのに、カリッとした歯触りといい塩とホックりした甘いお芋のバランスといい、食べ始めると止まりませんよね。
今回は単品でもほかのフードの付け合わせでも大活躍のフライドポテトを作ってみましょう。

レシピ1:波形カットが超リアルなギザギザフライドポテト

四角く固めた樹脂粘土をそのまま長方形にカットするだけでも、簡単にフライドポテトを作ることはできます。
でもせっかくなので、今回はひと手間加えてギザギザポテトを作ってみましょう。
手順はとっても簡単です。

難易度: ★★☆☆☆ 初心者さんでも簡単に作れます。
完成度: ★★★★★ サイズも応用が効き、とてもリアルなポテトが作れます。
予算:  100円~600円 (全材料を100均でそろえる場合の目安です)

用意するもの(全手順に共通)

【材料】

  • 樹脂粘土 (白 お手元になければ、100均ショップダイソーで購入できます。)
  • アクリル絵の具 (黄土色・茶色・こげ茶)
  • シュガーパウダー (スイーツデコ用のフェイクシュガーパウダー。100均ショップセリアで扱っています。)
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます。)

【道具】

  • 波形のもの (プラスチックの食品トレイなど。なければ手作業でも付けられます。)
  • アルミホイル (皮つきポテトの質感を付けるのに使います。)
  • カッターナイフ
  • 化粧用スポンジ (キッチンスポンジ、メラミンスポンジでも代用可能です)
  • 筆 (ニスを塗るのに使います。どんなものでもOKです。)
  • クッキングペーパーなど貼りつかない下敷き
  • 不要なプラスチックトレイなど (絵の具やニスを溶くのに使います)

手順

1.波形カットの原型を作ります
簡単に波形を付けるには、不要なプラスチックトレイなどを使いましょう。
豆腐やこんにゃくなどの食品や、お惣菜などが入っているパックをよく見てみてください。
どこかに2cm角以上の波形が付いているものがあればラッキーです。
サンプルは確か「小結糸こんにゃく」のパックだったと思います。
円で囲んだ波形の部分だけを切り取って使用します。

白い樹脂粘土を取り出してよくこねます。
アクリル絵の具の黄土色(イエローオーカー)を使って、粘土に地色を付けておきます。
粘土の玉に絵の具を少量つけてから練り込むようにすると、全体に薄く着色することができます。
ポテトの一番白い部分の色をイメージして、薄めに着色をしておきましょう。
作りたいポテトの大きさに合わせ、粘土を平たく四角い形につぶします。
最終的にこの厚みがポテトの太さになりますので、あまり薄くなりすぎないように。
お好みに応じ、両端を平たくつぶしておいても良いでしょう。
これでポテトの原型ができました。
用意した波形の物で粘土の上下を挟んで跡を付けます。
1つしかない場合は一方づつ作業をしますが、その場合は先に付けた方の型が潰れやすくなります。
力を加減して、できるだけ波形をつぶさないように注意しましょう。
波形のものが準備できなければ、竹串や粘土ベラを使って一本づつ筋を付けます。
それほど難しくはありません。
等間隔にくっきりと筋を付けるようにしてみてください。

波形の後が付いたら、そのまま乾かしておきましょう。

【参考】

廃材を使ったフェイクフードの成形について、ちょっとだけご紹介します。
今回は波形の跡を付けるのにプラスチックトレイを使いました。
同じように、捨ててしまうものを工夫すると、色々な食品をリアルに再現することができます。
お豆腐などの容器の底が升目状に成型してあるものを使ってワッフルの型を付けるのは、スイーツデコでは良く知られる方法です。
ワッフルの模様は手で綺麗に作るのが難しいため、どうしても工業的に成形した型が必要になってしまうのです。
もちろんフェイクフード専用の型もたくさん出ていますが、同じ作品をたくさん作るのでもない限り無駄な出費になってしまいますよね。
なので、キッチンで不要なプラスチックが出るたびに、何かに使えないかとガン見するのが癖になってしまいました(笑)
卵のパックなどもよく見るといろいろな形があり、ゼリーやババロアの型として使える物、切り取ってそのまま食器になるものなど、想像が膨らみます。
他にもサメガワのようなパッキン材や、ペットボトルのフタなど、プラスチックごみは宝の山(?)なのです。

2.カットしてポテトの形にします
粘土が完全に乾いたら、カットしてフライドポテトの形にします。
まずは厚みとほぼ同じ幅に細長くカットをしてしまいましょう。
ポテトは揚げて作りますね。
場合によっては下茹でしてあったり冷凍だったりもします。
角はピンととがっていることは少なく、ごく自然に削れたり少し欠けたりしているでしょう。
カッターを使い、カットしたポテトの角を少しづつ削ります。
お野菜の「面取り」の要領ですね。
あまり神経質になる必要はありません。
大きさも形も多少不揃いの方が、まとめたときにリアル感が出ます。

これでギザギザポテトの成形はおしまいです。
【レシピ3】の着色と仕上げまで進んでください。

レシピ2:皮の質感が食欲をそそる皮つきポテト

フライドポテトのもう一つの人気者、皮つきポテトの作り方です。
本物のお料理と同じ手順を使ってポテトの形を作っていきます。

難易度: ★★☆☆☆ 初心者さんでも簡単に作れます。
完成度: ★★★★★ 皮の質感と色がきれいにできれば、本物そっくりのポテトになります。
予算/材料はレシピ1と共通です。
1.ジャガイモを作りましょう
作りたいサイズに合わせ、樹脂粘土を取り出してよくこねます。
アクリル絵の具の黄土色を使い、ジャガイモの中身の色に合わせてごく薄い地色を練り込んでおきます。
粘土を玉に丸め、やや楕円形でいびつなポテトの形を作ります。
ところどころを筆のお尻や粘土ベラ、つまようじのお尻などでくぼませて、ジャガイモの芽の部分を作っておきます。
形ができたら、シワシワにしてから広げたアルミホイルを使って表面に質感を付けます。
力を入れる必要はありません。
くるんでところどころちょっと押しておくだけです。
全体にデコボコを付ける必要もなく、部分的に跡が付けば良い程度です。
難しければアルミホイルで包まず、丸めたホイルでチョンチョンとつつくだけでもOKです。

ここまで出来たら、風通しの良い場所で完全に乾燥させておいてください。
2.ポテトをカットします
乾燥したポテトを、フライドポテトの形にカットします。
最初に長い方向に半分にカットし、さらに2~3等分に櫛形切りにします。

これで皮つきポテトの成形も終わりました。
色を付けて仕上げましょう。

レシピ3:フライドポテトの着色と仕上げ

いよいよ最後の仕上げです。
ここまで来ればゴールはもう目前。
リアルなポテト目指して頑張りましょう。
1.ポテトに着色をします
アクリル絵の具を使い、ポテトにリアルな揚げ色を付けていきます。
通常フェイクフードの着色は水を大目に使って薄い色から着色しますが、フライドポテトは揚げもの特有の色むらが特徴です。
あまり薄めずに、ごく少量の水で溶いたアクリル絵の具を使います。
クッキングペーパーなどの上に、アクリル絵の具の黄土色(イエローオーカー)と焦げ茶色(ローアンバーまたはバーントアンバー)を少量出しておきます。
水を1、2滴たらして濃い目に絵の具を溶いたら、スポンジに絵の具を付けます。
スポンジをいらない紙の上にポンポンと何度か押し付け、不要な絵の具を落とすと同時にぼそぼそとした感じに色がつくように慣らします。
ポテトのとがった方の両端から色を付け始めます。
両端、縁の部分だけに触るようにポンポンとスポンジを当てていきます。
中央部分はあまり色を付けず、スポンジが触れてしまった自然な汚れを活かすようにします。
黄土色が終わったら、ほんの少しの焦げ茶色を使ってとがった部分を中心にごくごく少しだけ色を足してみましょう。
ポテトの着色は、色を付けすぎないことがポイントです。
スポンジを使うのは、できるだけ目が粗い感じで自然に色がつくことを狙っています。
ガサガサした雑な感じの方が、おいしそうなポテトになります。

2.塩を振って仕上げましょう
絵の具が乾いたら、最後のニスと一緒に塩粒を付けていきます。
ここでは100均ショップのセリアなどで手に入る、スイーツデコ用のアクリル製のシュガーパウダーを使います。
捨てても良い容器にニスを垂らし、シュガーパウダーを入れて混ぜておきます。
大き目のポテトは、筆でパウダー入りのニスを塗ります。
小さいサイズのものは、ニスの中に直接ポテトを入れて、つまようじなどで絡めてしまいます。
まんべんなくニスが付いたら、クッキングシートなどの上に広げて乾かしてください。

これでフライドポテトの完成です。

まとめ

フライドポテトの作り方を2パターンご紹介しました。
カットして着色するだけなので、今までご紹介したフェイクフードの中でも手順だけを見れば一番簡単な部類ではなかったでしょうか。
ただ、誰もが良く知っているもののフェイクを作るということは、それだけリアルに表現をしなければいけないということでもあります。
ポテトもあまりきれいに作りすぎると、オモチャっぽくなってしまったりしがちです。
特に着色は、大雑把に適当にやった方がリアルにできる物、というのが存在するのです。
火や油を使う料理は特にそうですね。
この手加減は慣れていくしかないのですが、そう難しく考える必要もありません。
今回作ったフライドポテトに関していえば、最後の方に色を付けたものほどリアルにできているんじゃないでしょうか?
何本かかまとめてクッキングペーパーを巻いてみるもよし、折り紙などでケースを作って詰め込んでみるもよし。
おいしそうなフライドポテトをたくさん作ってみてください。

 - フェイクフード

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