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タレも香ばしいフェイクフード焼き鳥の作り方【リアルなネギが決めて!】

      2016/12/28


居酒屋メニューの定番、焼き鳥にチャレンジしましょう。
今回はリアルなネギの作り方と自然な肉の表現を中心に、ネギマとつくねをご紹介します。
触ると手につきそうなほどリアルなタレを絡めて、見る人をびっくりさせるフェイクフードを目指します。

レシピ:ねぎと鶏もも肉のネギマ串

難易度: ★★★★☆ それぞれの食材の素材感をつかみましょう。
完成度: ★★★★☆ 思わず二度見するリアルな作品が作れます
予算:  200円~300円

用意するもの

材料

  • 樹脂粘土 (白 サンプルは100均ショップダイソーの樹脂粘土を使用しています)
  • 竹串
  • アクリル絵の具 (黄土色・茶色)
  • 水性ペン (100均ショップ各社で入手可能 アクリル絵の具の黄色でも代用できます)
  • 木工用ボンド
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)

道具

  • つまようじ
  • アルミホイル
  • カッターナイフ
  • スポンジ (メイク用があればベストですが、キッチン用のメラニンスポンジでも代用できます)
  • 筆 (たれをつけるのに使います)
  • パレット (捨てるプラスチックトレイで代用できます)

手順

1.ねぎを作ります(芯の成形)

今回はよりリアルな長ネギを目指して、芯から作っていきます。
まずはねぎの芯の作り方から。

最初に作りたい作品のサイズを決めます。
今回は普通の竹串を使用するため、竹串に刺したときにねぎとして不自然でない大きさ×3本が取れるように調整します。
粘土を棒状に伸ばしてみて、ちょうどいい太さ×3個分の粘土を取り出してください。
サンプルでは10ccの樹脂粘土(ダイソー樹脂粘土の1/3パック)を使用しています。

準備した粘土をよくこね、最初に3つに分けます。
この3つの粘土玉が、「ねぎの芯」「ねぎの皮」「ねぎの皮(色付き)」になります。
芯→皮の順に作業しますので、すぐに使わない粘土はラップに包んで乾燥しないようにしておいてください。

球の内一つを、薄い黄色に着色します。
着色は水性ペンを使うと手が汚れず楽です。
水性ペンがない場合はアクリル絵の具、水彩絵の具などを使用してください。

黄色く着色した粘土を、さらに半分に分けます。
半分には緑色を足して、薄めの黄緑色に着色しておきます。
黄色と黄緑の2色の粘土ができました。

黄色い粘土を細長く延ばします。
ねぎが3個分取れる長さを考え、それよりも1cm程度長めに伸ばしてください。
写真では3cm×3個=9cm+予備1cmで、約10cmの長さにしてあります。

黄緑色の粘土は細長く薄く延ばします。
黄色の棒をくるりと負ける程度の長さと幅を目指します。
延ばした黄緑の粘土で黄色い粘土の棒を巻き、そのままコロコロと転がして全体がしっかりと馴染むようにしてください。
良く転がしておくと、中央の黄色とまわりの黄緑が程よくなじみ、自然な長ネギの芯になります。

2.ねぎを作ります(周りの層の成形)

よけて置いた残りの粘土を使い、ネギの皮の部分を作りましょう。
1/3は水性ペンを使ってごく薄い黄色に色を付けておきます。
これはねぎの皮の黄色い部分になります。
後の1/3は着色せず、白いままで使います。

それぞれの粘土を2~3個に分け、細長く薄く延ばします。
クッキングシートにはさんで粘土ベラやペンの軸を使って中央から外に押し出すように延ばすとかなり薄く延ばすことができます。
できる限り薄く大きく延ばしておきましょう。

薄く延ばした粘土は、どんどん表面が乾燥していきます。
この「表面が乾燥して簡単にくっつかなくなった状態」をうまく利用して、ねぎの薄い層を作ります。

先ほど準備したねぎの芯に、薄く延ばした粘土を巻きつけます。
芯を作るときは念入りに転がしてなじませましたが、今回は巻きつけたらあまり力を入れて転がさずに単に巻きついた状態にしておきます。
同じ方向に向けて何度か軽く転がすときれいに馴染みますので、縁が剥がれてしまう場合は木工用ボンドを使って巻き止めをしておいてください。

白→薄黄色の順番でどんどん巻き付け、全部巻き終わったらそのまま乾燥させます。
この時にあらかじめ長さを計って、つまようじを刺しておくと、あとの作業が楽になります。
ねぎの長さは3cmになるので、端から1.5cm(+切り落とすフチ5mm程度)に串を刺し、あとは3cm置きに計3本のつまようじを指しておきましょう。

さらにリアルさを目指すなら、表面にマチ針やカッターの刃の背中側を使って細かく線を入れておきます。
長さ方向に沿うように、細かく薄い線をたくさん引いておきましょう。
ねぎの皮の白い筋がきれいに表現できます。

3.つみれを作ります

つみれは樹脂粘土を使ってとても簡単に作れる具材です。
ねぎと同じく10ccの粘土を使用して作ります。

最初に樹脂粘土に色を付けます。
水性ペンまたはアクリル絵の具を使い、濃い目の黄土色を目指します。
この色は、「火が通った鶏肉の色」をイメージしておきます。

色が付いたら粘土を3つに分け、手のひらで転がして球状にしましょう。

ここでアルミホイルを2枚使います。
一枚はシワシワにしてから広げておきます。
もう一枚はぐしゃっと丸めたままで使います。

広げたアルミホイルの上に粘土の玉を置き、丸めたホイルでつつきながら転がします。
つくねのデコボコの表面を意識しながら、大胆に跡を付けてください。
部分的にへこんだり出っ張ったりしても大丈夫。
むしろその方が仕上げたときにおいしそうな鶏団子になります。

表面の凸凹ができたら、くっつかないように間を開けてつまようじか竹串に刺して乾燥させます。
完全に乾燥するまで、3日ほどそのまま乾かしてください。

4.鶏のモモ肉を作ります

鶏肉は形が決まっていない不定形な食材ですね。
こういう不定形なものを作る場合は、偶然の力を利用します。

まず粘土を10cc取り出してよくこねてください。
ここから3個分の鶏肉を作ります。
まとまった状態で水性ペンまたはアクリル絵の具を使い、薄めの黄土色に着色をします。

着色した粘土を3個に分け、2個はラップに包んでよけておきます。
1個をさらに3分割します。
大・中・小の塊に分け、それぞれ「白身肉」「赤身肉」「皮」の色を作ります。
一番小さい皮の分はそのまま。
白身肉には茶色をごくわずか練り込んで、皮よりも一段濃い薄茶色にします。
赤身肉は白身肉にさらに赤をごく少量足した色にしておきます。

色が付いたら、白身肉と赤身肉をそれぞれちぎって2~3個に分けます。
この時は数も大きさもバラバラで構いませんので、適当に指先でちぎってしまってください。
ちぎった粘土はアルミホイルの上で軽くつぶし、やや平たい状態にしておきます。

5.モモ肉の形を決めます

ちぎった粘土を重ねます。
一番外側に皮の白っぽい粘土を置き、あとは色が違う粘土を交互に重ねます。
指でグッと押しながらまとめて、横から見たときに色の層ができるように一塊にします。
あまりきれいに四角くせず、色の層がアンバランスになるようにした方が肉っぽくなります。

大まかに重ねたら、アルミホイルの上に置いて歯ブラシで叩くように全体をなじませながら形を作っていきます。
各色が少し入交じり一つの塊に見えるようになったら、形を整えておいてください。

このままではあまり肉っぽく見えませんので、少し表面が乾燥して来たら大胆にデコボコを付けて行きます。
カッターの刃の背などを使い、フチなどにやや深く切り込みを入れます。
つまようじのお尻を折り取ってギザギザの部分を作り、粘土に押し当てて、出っ張った部分へこんだ部分にメリハリを付けましょう。
一口大の肉の塊らしく形ができたら、つまようじや竹串などに刺して乾燥させます。
完全に乾燥するまで、3日ほどそのまま置いておいてください。

6.竹串に刺して、完成形にします

竹串は必要に応じて長さを調整し、不要な部分はハサミなどで切り落としておいてください。
先端のとがった部分や切り落とした部分のササクレがあると大変危険です。
先端を出す場合、軽く紙やすりをかけて先端を丸くしておきます。
また肉やネギを刺す前に串全体に一度ニスを塗り、割れたりトゲが出るのを防いでおきましょう。

串の準備ができたら、肉とネギをバランスよく刺します。
竹串に木工用ボンドを塗り、一つづつ方向を合わせながら貼りつけてしまいます。
つくねも同様に串に刺しておきましょう。

7.串に刺した状態で着色します

ボンドが乾いて串にしっかり固定出来たら、いよいよ焼き鳥の焼き色を付けます。
焼き鳥は炭火であぶられるため、出っ張ったところや縁がやや焦げ、隙間やへこんで火から遠い部分はあまり焦げていない状態になります。

不要なプラスチック容器などに、アクリル絵の具を出します。
使用するのは黄土色(イエローオーカー)・茶色・焦げ茶色(バーントアンバーまたはローアンバー)です。

まず黄土色を水と混ぜてやや濃い目の水溶き状態にします。
それをスポンジに付け、ティッシュで水気を良く取ってから粘土の表面にポンポンと押し当てるようにして着色します。

黄土色はほぼ全体に、茶色→焦げ茶色と色を足して濃くしていきながら、濃い色程狭い範囲になるように重ね付けしていきます。
特に茶色やこげ茶は、出っ張った部分だけにつくように丁寧に着色しましょう。

つくねも同様に、色の濃淡がハッキリするようにメリハリをつけて色を付けます。
これで素焼きの焼き鳥が完成しました。

8.タレを絡めて完成させます

タレはニスを使用します。
不要なプラスチック容器などに、アクリル絵の具の黄土色と茶色を出しておきます。
透明な水性ニス(100均ショップの物で充分です)を垂らし、筆で絵の具と混ぜながら焼き鳥に塗っていきます。

最初は全体にしっかりと塗り、残りはところどころに盛り上げるように付けてみてください。
特にくぼんだ部分や、串と肉の間のようなタレが溜まりやすいところには重点的に多めに付けておきます。
つくねは元々形が単純なので、このタレのメリハリでリアル感を出しましょう。
たっぷりと、今にも滴り落ちそうに絡めておいてください。

ニスのタレを塗り終わったら、竹串のまま発泡スチロールに刺すか洗濯ピンなどを利用して串を固定して乾燥させます。
完全に乾いたら、焼き鳥の完成です。

まとめ

今回は簡単なつくねと、質感が難しいモモ肉、そしてリアルにねぎを作る方法をご紹介しました。
最初の着色で赤みを強くすればレバーが、色を薄くして折りたたんだ形を重ねれば鳥皮も作れます。
色々な焼き鳥をそろえてみるのもいいかもしれません。

小さめに作ってヘアクリップやブローチピンに接着すると、面白アクセサリーになります。
お店では売ってない、ちょっと変わったアクセサリーにしてみるのも楽しいですね。
キーホルダーなどぶら下げる物に加工したい場合は、「カシメ」という紐止め用の金具を使い、串の端に金具を取り付ければ簡単です。
ぜひいろいろと加工してみてください。

 - フェイクフード

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