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サクッと揚がった衣が決めて!フェイクフード天ぷらの作り方【ネタ4種】

   


本格的なフェイクフードの一つ、天ぷらに挑戦しましょう。
蕎麦屋の店頭の食品サンプルなどではよく見かけますが、実際に自分で作ろうとするとどうやったら良いか悩む食品の一つです。
いくつかある作り方の中でもコストがかからず、汎用性の高い方法でご案内します。

レシピ:天ぷら4種の作り方【カボチャ・椎茸・なす・鱚(キス)】

難易度: ★★★★☆ 各素材の特徴をつかむのがポイントです。衣をつけるのも慣れれば簡単!?
完成度: ★★★★★ 色々な種類を作りたくなってしまう楽しいフェイクフードです。
予算:  200円~1000円 (全て100均ショップでそろえた場合の目安です)

用意するもの

材料

  • 樹脂粘土 (白 サンプルは100均ショップダイソーの樹脂粘土を使用しています)
  • アクリル絵の具 (カボチャ:黄色・緑/なす:青・赤/椎茸:黄土色・茶色・こげ茶/鱚:白・黒・銀色)
  • 水性ペン (野菜の地色を付けるのに使います。アクリル絵の具で代用できますが、あると作業を短縮できます)
  • 木工用ボンド
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)

道具

  • つまようじ
  • カッターナイフ
  • ピンセット
  • スポンジ (メイク用があればベストですが、キッチン用のメラニンスポンジでも代用できます)
  • 歯ブラシ (使い古したものがベターです)
  • ハサミ (手芸用の先の細いものがベストです)
  • 筆または綿棒 (鱚の着色で使用します)
  • パレット (捨てるプラスチックトレイで代用できます)
  • 平らで硬い物 (粘土をつぶすのに使用します。DVDケースなどで大丈夫です)

手順1:天ぷら用の食材を作ります

まず、天ぷらにするための食材の作り方をご紹介します。
「カボチャ」「なす」「椎茸」「鱚(キス)」の順番になっていますので、作りたいものだけチェックして下さいね。

1:カボチャの作り方

1_1.スライスカボチャの形作り

樹脂粘土の白を使ってカボチャの形を作りましょう。
天ぷらにするのはカボチャをスライスしたものですから、最初からその形を作ります。

よくこねた粘土に、アクリル絵の具か水性ペンの黄色を少しだけ混ぜてごく薄いクリーム色にします。
さらに水性ペンのオレンジ色かアクリル絵の具の赤をごく少量混ぜ、黄色と明るいオレンジの中間まで色を付けます。
(画像では水性ペンを使用しています。
粘土自体に色を練り込むときは、最初から色数が豊富な水性ペンの方が手が汚れずに手早く作業ができて楽です。
100均で1セット購入しておくことをお勧めします。)

色が決まったら、平らな物を使い大まかに長方形につぶします。
あまり薄くせず、5mm以上の厚みを残すようにしてください。
4方の各辺を平らな物を使ってできるだけ垂直にまっすぐに整えます。
画像では定規を使用していますが、平らな物なら何でも代用できます。
この時に片側をやや厚くして置くと、よりリアルなカボチャの形になります。

長方形になった粘土をスプーンやビンなど丸いモノに当ててカーブを付けます。
厚味を変えた場合は、厚みがある方を外側にするようにしましょう。

丸まった外側にあたる面に、つまようじなどで筋を付けます。
これがカボチャの皮のデコボコした質感になります。
何本かくっきりと線を付けておきましょう。

表面が乾いて来たら、丸まった内側の長辺をボソボソとさせます。
ピンセットがあれば、少しづつつまむように引っ張ってみてください。
こちら側がカボチャの種のまわりのシワシワした面になります。

ここまで出来たら、完全に乾燥させます。
薄いパーツなので、3日程度で完全に乾燥するはずです。

1_2.カボチャの皮に色を付けます

アクリル絵の具を使ってカボチャの色を付けます。
不要な紙などを用意し、アクリル絵の具の黄色と緑色を出します。
水は使用しません。

メイク用のスポンジかキッチン用のメラミンスポンジなどを使い、紙の上で適当に黄色と緑色を混ぜて濃い目の黄緑にします。
カーブの外側、つまようじで筋を付けたほうに、スポンジでポンポンとたたくように色を付けてください。

紙の上で色を混ぜるのは、あえて均一な色にしないためです。
黄色っぽいところと緑の濃いところがランダムに入り混じった方が、よりリアルなカボチャになります。

皮の部分全体に色が付いたら、カボチャの準備はおしまいです。
衣をつけるところまで進んでください。

2:なすの作り方

なすの天ぷらは、包丁を入れて花のように開いた形が特徴です。
実際の料理と同じ手順でこの形を作ります。


2_1.なすの形を作ります


粘土を取り出してよく捏ねます。
水性ペンまたはアクリル絵の具の黄色をごく少量混ぜ、アイボリーに着色しましょう。
なすの身の淡い色を目安にします。

細長い滴の形に丸めて、平らな台に押し付けて片面を平らにしますます。
そのまま全体を少しひねり、長めの勾玉の形を作ります。

一旦この状態で乾燥させ、表面が乾いてサラサラの手触りになったら、カッターなどを使って裏の平らな面に細かく傷をつけます。
長い方向に沿うように、縦の線を細かく刻んでください。
今回は種は作りませんので、これでなすの形は完成です。
次の作業まで1日~1日半ほど乾燥させておきます。

2_2.色を付けて切り込みを入れます

1日乾燥させると、まわりが乾いて強く押さないと形が崩れない状態になります。
ここで切り込みを入れるために次の手順に進みます。

まずなすの皮の色を付けましょう。

要らない紙などに、アクリル絵の具の青と少量の赤を出します。
カボチャの時と同じ要領で、スポンジまたは筆を使って紙の上で色を混ぜ、そのままなすの丸くなっている側に皮の色を塗っていきます。
下地の粘土の白い色が透けないように、しっかりと着色しましょう。
細い部分に近づくほど色を薄くして白っぽい部分を残すと、本物のなすのヘタがかぶっていた部分をリアルに表現することができます。

絵の具が乾いたら、いよいよなすをカットします。
カッターナイフをまっすぐに上から落とすように切り込み、そのまま下まで切り離します。
表面に細かく切り込みを入れてしまうと、キレイなカットになりません。
一気に下まで切り込むのがコツです。
何本か同様に切り込みを入れたら、指で少し開くように形を整えます。
細くなっている部分を斜めに切り落として、なすの成形は完成です。
完全に乾くまで風通しの良い場所で乾燥させてください。

3:椎茸の作り方

3_1.椎茸の形を作ります

椎茸はカサの丸みがポイントになります。
まず粘土をよく捏ねたら、水性ペンかアクリル絵の具で薄いアイボリーに着色しておきましょう。
椎茸のカサの内側、白っぽい色を目安にします。

一度手のひらで丸めて玉にしたら、指で少しつぶします。
中央に指を入れてグッとくぼませて、カサの内側を作ります。

カサの内側の中央を円形に残し、その周囲につまようじで細い線を引きます。
内から外へ向かって細かく線を付けて、椎茸のヒダを表現します。
カサが内側に丸まった部分にもつまようじを当てて、ところどころに腺を付けておくとよりリアルな仕上がりになります。

このままでは下になっていた部分が平らになってしまいますから、指を使って全体を内側に曲げ、角をならして丸みのある形に整えておきましょう。

形ができたら、そのまま完全乾燥まで3日ほど乾かしておいてください。

3_2.色を付けて飾り切りを入れます

完全に乾燥したら、椎茸の色を付けましょう。
要らない紙などにアクリル絵の具を出します。
使うのは黄土色(イエローオーカー)、茶色、焦げ茶色(ローアンバーまたはバーントアンバー)です。
スポンジに直接絵の具をつけてカサにポンポンと色を付けて行きます。
黄土色→茶色→ごく少量のこげ茶の順に、あまり均一にならないようにムラのある着色を心がけます。

カサの内側は白いまま残します。
カサの縁まで色を付けたら、着色はおしまいです。

絵の具が乾いたら、カッターを使ってカサの上に十文字の切り込みを入れます。
完全に乾燥した樹脂粘土はかなり硬いので、滑って手を切らないように気を付けて!
切り込みを入れたら、カッターの刃かピンセットを使って掘り出し、飾り切りの形を作ります。

これで椎茸も準備が整いました。

4:鱚の作り方

鱚はほろほろとした身が美味しい淡泊な白身魚です。
ハート型の切り身が良く天ぷらになっていますね。
鱚は粘土に色を練り込みません。
白く透明感のある魚なので、そのままの真っ白の状態で形を作ります。

4_1.鱚の形を作ります

粘土をよくこねたら、細長いシズク型にします。
そのまま指を使ってまん中を薄く、両端がやや厚くなるように軽くつぶします。
一番細い部分は、のちに尻尾を作るためにつぶさずに少し残しておきます。

潰した部分のまん中につまようじを押し当てて、グッと深く跡を付けます。
一番太い先端部分は、線を付けたところを中心に少し押し込んで、全体が細長いハート形になるように形を作ってください。

一度裏返し、歯ブラシを使って全体に軽く跡を付けます。
縁の部分がやや強く、中央はあまり力を入れないようにしましょう。

もう一度裏返し、フチを内側に向けて少し曲げます。
両側を織り込むように丸みのある形にしておきます。

本体の形ができたら、残して置いた細い先端部分を薄くつぶして尻尾を作ります。
最初にできるだけ薄くつぶし、カッターで何本かの切り込みを入れます。
後で細かくトリミングしますので、この時点では切り込みを入れるだけで充分です。

鱚も完全に乾いてから次のステップに進みますので、そのまま3日ほど乾燥させておきましょう。

4_2.鱚の着色

鱚はほとんど真っ白に近いくらい、色の淡い魚です。
黒っぽいウロコを落としてしまうと、背中が淡い銀白色になりとてもきれいな半透明になります。
天ぷらにする時には背開き(背中側から切り開く)するので、色が付くのは両端のごく一部分だけです。

不要な紙に、アクリル絵の具の白とごくわずかの黒を出します。
銀色があれば使うと、さらにきれいな鱚の色を付けることができます。

胴体の両端、指で少し丸めた外側に、白と黒で作った薄い灰色を付けます。
着色の範囲が狭いため、写真のように綿棒を使うと非常に楽です。

同じ色で尻尾の両面に色を付け、シッポだけは一部濃い灰色を足して少しメリハリのある色にしておきます。
銀色を使う場合は灰色の後、重ねるように色を付けてください。

絵の具が乾いたら、はさみを使って尻尾の形を整えます。
鱚は尻尾が細長くまっすぐになっています。
丸みのある部分をカットして、シャープな形にしておきましょう。

これで鱚の用意は終わりです。
具材がすべて整いましたので、次の項目ではいよいよ衣をつけて天ぷらにしてみましょう。

手順2:衣をつけて天ぷらを仕上げます

1.衣の準備をします

天ぷらの衣は、いろいろな作り方があります。
今回ご紹介するのは、失敗しにくくやり直しがきく樹脂粘土をそのまま使う方法です。

樹脂粘土を捏ねて、水性ペンかアクリル絵の具の黄色を使って薄いクリーム色に着色します。
天ぷらの衣も真っ白な物からいわゆる黄金色までいろいろありますので、お好きな衣の色にしていただいて構いません。
サンプルではてんぷら粉を使って作る家庭の天ぷらを目安にしています。

用意した具に、薄く粘土を貼りつけます。
カボチャは全体を覆うようにすっぽりと包み込んでしまってください。
鱚はシッポ以外の全体を、椎茸はカサの縁の部分だけ、なすは色の着いた背中側をメインに粘土を貼りつけます。

粘土を貼りつけたら、指で強く押し付けてできるだけ具と上からかぶせた粘土が密着するようにします。
厚味が均一にならなくても構いません。
とにかくしっかりと貼りつけておきましょう。

貼りつけた粘土を、つまようじで細かく引っかきます。
引っかいて縁の部分まで行ったら、そのまま完全に引ききるようにしてみてください。
写真のように、粘土が引っ張られてちぎれた感じにできればOKです。

細かくつまようじを動かして粘土を荒らし、ところどころに引っ張ってちぎれた部分を作るようにします。
上手くいかなかった場合は、その部分に粘土をかぶせてもう一度やり直します。
特にカボチャやなすのしっかり色を付けた皮の部分は、かぶせた粘土がはがれやすいと思います。
粘土がまばらに剥がれた感じも、天ぷらの衣のリアルな表現になります。
部分的に剥がれてしまったら、そのままにしてしまって問題ありません。

粘土が少し余ったら、なすの白い部分にも薄く衣を付けたり、具の一部分だけ衣を厚くしてみたりしても良いですね。
ある程度満足いくまで衣の感じになったら、いったん乾燥させておきます。
もし衣が剥がれてどうしてもうまくつかない場合は、一度目の衣が乾いてからもう一度足りない部分だけ衣を足します。

衣の粘土が完全に乾燥したら、しっかりとニスを塗ってください。
ニスを2度塗りしておけば、衣が剥がれてしまうことはまずありません。
ニスが乾いたら、天ぷらの完成です。

まとめ

天ぷら、上手く出来上がりましたか?
一見作るのが難しそうに見えるフェイクフード天ぷらですが、衣をつけるところさえうまくいけば、あとはそれほど細かい作業もありません。
むしろ衣で隠れる部分が多いので、具を作るところで多少失敗があっても見えなくなってしまいます。
そういう意味では、形を作るのが苦手な初心者さんにも手を出しやすいフェイクフードかもしれません。

今回は4種類の具を用意しましたが、ほかにもエビや大葉、サツマイモなど工夫次第でいろいろなものが作れます。
サンプルのようにビーズなどと組み合わせてバッグチャームやストラップにすると、人目を引く面白可愛いアクセサリの完成です。
ぜひトライしてみてください。

 - フェイクフード

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