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粉物の王様!ふっくらカリっとしたフェイクフードお好み焼きの作り方

      2016/09/26

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フェイクフードのカテゴリーでの粉もののご紹介も3つ目になりました。
「フェイクタコ焼き」「フェイクピザ」に続くのは、誰もが知っている粉ものの王様、お好み焼きです。

基本的な材料やトッピング、ソースはタコ焼きでご案内していますので、今回はお好み焼き独特のふっくらした質感の付け方を中心にお送りします。
ちょっと変わった粘土の使い方をしますので、仕上がりの違いを見てくださいね。

レシピ:ふっくらしたお好み焼きの表現方法

難易度: ★★★☆☆ ソースやトッピングはタコ焼きと共通です。柔らかい生地の扱いを覚えましょう。
完成度: ★★★★☆ 自然でリアルなお好み焼きが作れます。
予算:  300円~800円 (全て100均でそろえる場合の目安です)

用意するもの

材料

  • 軽量紙粘土 (100均ショップ各社で購入できます。「かるーい紙粘土」などの表記のあるもの)
  • 樹脂粘土 (白 100均ショップ・ダイソーで購入できます)
  • アクリル絵の具 (白・黄色・黄土色・茶色・焦げ茶色など。100均各社で入手可能です)
  • 水性ペン (具材の作成にあると便利です)
  • 木工用ボンド
  • 透明接着剤 (いわゆるセメダイン系の物。速乾タイプは不向きです)
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)

道具

  • つまようじ
  • アルミホイル
  • クッキングシートなどの貼りつかない下敷き
  • スポンジ (メイク用のものがベストですが、キッチンのメラミンスポンジでも大丈夫です)
  • ニス用筆
  • 不要なプラスチック容器など水を入れられるもの

手順

1.最初に具を準備します
お好み焼きに良く使われる具はいくつかありますが、今回はシンプルにキャベツと豚肉を使った「ブタ玉」を作ります。
各具材については、それぞれ詳細な手順をご紹介していますので、そちらを参照してください。

・【キャベツ】:【フェイクフード初心者向け】切り口がみずみずしいリアルなキャベツの作り方
・【豚肉】:【フェイクフード初心者向け】カリッとジューシーなフェイクベーコンの作り方

豚肉については上記のベーコンの作り方と同じですが、お好み焼き用に一部アレンジがありますのでその点を記載しておきます。

まず色合い。
ベーコンやラーメンのチャーシューははっきりした色合いで作りましたが、今回は火が入った状態の豚肉を表現しますので、色が少しくすんで薄くなります。
白・ピンク・黄土色のごく薄い着色をした粘土を用意し、アルミホイルを使って3色を均しながら薄くつぶしてください。

完全に乾燥したら、カッターではなく手で割いて使用します。
肉の色のグラデーションがきれいに出る方向を見つけ、細く割いておいてください。

豚肉の内、キレイにできたもの数枚をトッピング用によけておきます。
残りは中に混ぜるために、カッターで細かく刻んでおきます。
キャベツも千切りにしておきましょう。
豚肉の細切れとキャベツの千切りを混ぜて、具材の準備は完了です。

2.お好み焼きの生地を作ります
お好み焼きの形をきれいに作るために一工夫します。

不要なメモ用紙などに、作りたいお好み焼きのサイズで円を描きます。
この円を目当てに生地の形を作っていきますので、できるだけはっきりと描いておきましょう。
この円を描いた紙の上に、クッキングシートや透明なプラスチックなど貼りつかないものを重ねます。
この上でお好み焼きを作っていきます。

いよいよ生地を作りましょう。
普通のフェイクフードを作るには、粘土をよくこねてそのまま形を作りますね。
お好み焼きももちろんそうやって作ることができますが、今回はよりふわっとしたお好み焼きを表現するために水を使ってみようと思います。

不要なプラスチックのトレイなどを用意してください。
軽量紙粘土をよくこね、あらかじめアクリル絵の具の黄色をごく少量混ぜて、薄い黄色っぽい色の生地を作ります。

色が混ざったら、用意したプラスチックトレイに粘土を入れます。
そこに水を数滴たらしてみましょう。
紙粘土は水に溶ける素材です。
ねばねばと柔らかくなるはずですね。
指でこねながら水となじませ、ベタベタするくらいまで水を加えていきます。

少し溶けて流れる程度まで柔らかくなったら、準備しておいた具材を混ぜます。
具材は樹脂粘土製なので、すぐに水で溶けてしまうことはありません。
生地と具がまんべんなく混ざったら、そこまででいったん止めましょう。

ベタベタの生地を、先ほど用意した円を描いた上に重ねた下敷きに置きます。
全体が円の中に納まるように、つまようじなどで外側から押し込むように形を整えます。
かなり厚みが出るはずですが、水分が蒸発すると同時に多少へこみますので、そのまま厚く盛り上げておいても大丈夫です。

縁がブツブツとして、横から見ると数ミリの厚みがあるくらいになったら完成。
そのまま完全に乾燥させます。
気温や湿度にもよりますが、紙粘土なので3日程度は乾燥させてください。

3.焼き色を付け、豚肉を乗せます
生地が完全に乾いたら、いよいよ仕上げに取り掛かりましょう。
まず、全体に焼き色を付けます。

アクリル絵の具の黄土色を用意し、多めの水で溶きます。
スポンジに絵の具を付け、ティッシュで完全に水分を吸い取ります。
お好み焼きの縁の方からスポンジでたたくように色を付けてください。
上面は豚肉が乗りますので、あまりしっかりと色を付けなくても大丈夫です。
お好み焼きは、ひっくり返して上下面だけをこんがりと焼きますね。
なので、側面にはほとんど色を付けません。
上面の縁の部分と底だけに色が付けば充分です。

焼き色が付いたら、豚肉を貼りつけます。
木工用ボンドを上面の全体に塗り、手で割いた豚肉を貼りつけていきます。
これも実際のお好み焼きと同じように、あまりきちんと並べる必要はありません。
できるだけ隙間がないように、贅沢に乗せておきましょう。

最後に豚肉に焼き色を追加します。
アクリル絵の具は茶色を使います。
生地の焼き色と同じ要領で、スポンジに絵の具を取ってポンポンと色を付けていきます。
縁や出っ張ったところは濃く、中央はやや薄くしておきます。
この時に、豚肉の隙間の生地にも色がつきますが、もちろんそのままでOKです。
良く焼けたカリッとした色になったらストップしましょう。

これでお好み焼きの本体部分は完成です。

4.ソースとマヨネーズをかけて完成させましょう
ソースとマヨネーズのかけ方は、細かい注意点も含めて以下のページに掲載してあります。
画像を見ながら、注意深く大胆に作業をしてみてください。
同じページに、青のりと鰹節の作り方と乗せ方も記載がありますので、マヨネーズをかけ終わったら最後の仕上げを行ってください。
青のり、鰹節を乗せたら、フェイクお好み焼きの完成です。

【ソースとトッピング】:【フェイクフード初心者向け】ソースが決め手!カリカリに焼けたフェイクタコ焼きの作り方

まとめ

今回は、以前ご紹介したタコ焼きの作り方とかぶる部分が多く、タコ焼きを作ってみてくださった方には少々物足りなかったかもしれませんね。
粉ものの醍醐味は、ソースやトッピングにありますが、今回のお好み焼きのように、粘土の特性を生かして水やボンドと混ぜることで別の質感を表現するやり方も知っておいていただければと思います。

水で延ばした紙粘土は、ベチャベチャとして面白い手触りです。
どろんこ遊びのような気分で、お好み焼きを作ってみてください。

 - フェイクフード

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