とっても簡単!手軽でリアルなフェイクフードウインナーの作り方
2017/01/27
ジュージューと焦げ目のついたウインナー、とっても食欲をそそりますね。
今回はとても簡単で本物そっくりに作れるフェイクウインナーです。
家にある道具だけなのでコスパも最強?
レシピ:つまようじだけで作る簡単ウインナー
難易度: ★★☆☆☆ 難し手順はありません。
完成度: ★★★★☆ サイズや色も自由で楽しく作れるフェイクフードです。
予算: 100円~500円 (全て100均で購入した場合の目安です)
用意するもの
材料
- 樹脂粘土(白 100均ショップ ダイソーの手芸売り場にあります)
- 水性ペン (100均ショップ各社で12色以上入りの物が手に入ります)
- ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)
- アクリル絵の具 (イエローオーカー・茶色 焼き色を付ける場合のみ使用します)
道具
- つまようじ
- カッターナイフ (切れ目を入れる場合のみ使用します)
- スポンジ (メイク用がベストです。焼き色を付ける場合のみ使用します)
手順
1.具のひき肉を用意します
ウインナー自体は粘土を長細く丸めるだけで簡単に作ることができます。
今回はリアルさを増すために、中にいろいろな具を入れて特徴を出したいと思います。
ウインナーの具はたくさんありますが、まずは必ず入る肉の粒を作りましょう。
樹脂粘土の白を少量取り出してよく捏ねておきます。
捏ねた粘土に水性ペンを使って色を付けます。
ウインナーをよく見ると、白っぽい脂身や赤みの肉が入っていることがありますね。
写真では脂身の薄黄色に着色していますが、ほかに赤を使って赤身肉を作ったり、赤+黄色+桃色など何色かの肉を入れればリアルさが増します。
色を付けた粘土は、軽くつぶしておきます。
写真のようにアルミホイルがあればシワにして下に敷き、丸めたホイルで上からつぶすとよりリアルな粒ができます。
アルミホイルがなければ、ただ平たくつぶすだけでも構いません。
潰した粘土の表面が乾いてサラサラの状態になったら、つまようじを使って小さくちぎっておきます。
大きさや形がバラバラの方が肉らしくなりますので、大まかにどんどんちぎってください。
細かくちぎったら、そのまま完全に乾燥するまで置いておきます。
2.ウインナー素を作りましょう
挽肉の用意ができたら、いよいよウインナー作りに取り掛かりましょう。
まずはどんなウインナーを作りたいかを決めます。
最低限必要なのはこの二つです。
- どれくらいのサイズにしたいか
- どんな色のウインナーにしたいか
サイズは使用目的に合わせるのが一般的で、ヘアピンやピアスなどにするなら小さく、キーホルダーなどに加工するならほぼ実物大まで大きく作ることができます。
タイトルのサンプル写真は、100均ショップで購入したミニフライパンに乗せたマグネットと、市販のウインナーと同じサイズで作ったキーホルダーです。
ウインナーの色も、真っ赤に着色した物から白っぽいものまで様々です。
自分の好きな色はどのくらいかを先に決めておきましょう。
色と大きさが決まったら、まず作りたいサイズに合わせて樹脂粘土を取り出します。
よく捏ねたら生地の色を付けます。
白っぽいウインナー:水性ペンの肌色(桃色)+少量の茶色
茶色いウインナー:水性ペンの黄土色+少量の赤+少量の茶色
赤いウインナーは、白っぽいウインナーの生地を作って最後に表面に着色します。
本物のウインナーは、原料の肉質や加工によって様々な色を持っていますから、あまり神経質にならずに好きな色を練り込んでみてください。
色が決まったら、先に作っておいたひき肉を混ぜます。
他にもスパイスやハーブに見立てたいろいろな物を混ぜ込むことができます。
写真ではパセリやバジルに見立てて、緑色の樹脂粘土を乾燥させてすりおろしたものを加えています。
参考
ウインナーや肉団子のようなフードを作るときには、色々な素材を生地に混ぜ込むことでハーブや野菜のみじん切りのような質感を出すことができます。
混ぜ込むものは基本なんでもOKですが、有機物(食品・カビたり腐敗するもの)は避けましょう。
良く使われるのは、色付きの樹脂粘土を乾燥後にカットしたりすりおろした物、砂絵やプラモデル用に売られている砂などです。
身近なところでは、海岸の細かい砂や熱帯魚用の水槽砂なども香辛料っぽい表現に向いています。
ウインナーだけでなく、クッキーやパン、トッピングソースなどでも使うことができますから、目にしたらぜひ集めてみてください。
3.ウインナーの形作りをします
色や具材を混ぜ込んだ生地ができたら、いよいよウインナーの形を作ります。
と言っても、単純な形をしているウインナーはとても簡単に作ることができます。
一旦手のひらで玉に丸めた粘土を、転がすように細長く延ばします。
太さ、長さはお好みで構いません。
延ばした粘土の両端を、つまようじでつついて一点に寄せ集めます。
周りから引っ張るように中心に向けて集め、シワに見えるように中央を高くしておきましょう。
サイズが大きいものは、この先端を少しひねったようにしておくとよりリアルさが増します。
最後に全体をゆるくカーブさせたら、ウインナーの形作りは完了です。
切れ目を入れる予定の場合は1日~1日半、そのまま仕上げる場合は3~4日間乾燥させてください。
4.着色して仕上げましょう
ここまで来ればウインナーはもう完成したも同然です。
生っぽいウインナーなら、そのままニスを塗って仕上げてしまいましょう。
焼き色を付けたい場合は、アクリル絵の具を使用します。
アクリル絵の具のイエローオーカー(黄土色)を水で溶き、スポンジを使って表面にポンポンと色を付けて行きます。
水気が多すぎるとベタベタしてしまいますから、絵の具を付けたスポンジは必ずティッシュオフして水気を取ってください。
焦げ色が足りない場合は、茶色を少しだけ足します。
ウインナーの焼き色は、フライパンにあたったところだけが焦げる感じになります。
出っ張ったところや両端はやや濃い目に、中央部分は薄めにしておくときれいに見えます。
切り込みを入れる場合は成形から1日程度乾燥して表面がサラサラしてきたら作業します。
先に焼き色をつけてから、カッターなどで切り込みを入れます。
カットした部分をつまようじで開くようにつついて、自然な切れ目を作ってください。
いずれの場合も、最後にきちんとニスを塗って完成させます。
透明な水性ニスを2度塗りすれば、ツヤツヤした自然なツヤを出すことができます。
普通にニスを塗った後にポイントだけ厚塗りをすると、脂がにじみ出たような表現もできますよ。
参考:たこさんウインナーにするには?
ウインナーといえば、お弁当の人気者「たこさんウインナー」を思い浮かべる人も多いでしょう。
せっかくなので、たこさんウインナーに加工する手順を簡単にご紹介しておきます。
ウインナーは挽肉やほかの具材を入れず、薄いピンク色だけでシンプルに作ります。
端っこのつまようじの処理も片方だけでOKです。
少し短めに作り、形も曲げずにまっすぐなままで乾燥させておきます。
乾燥開始から1日くらいで、まわりだけが乾燥した状態からたこさんに加工します。
アクリル絵の具の赤と黄色を混ぜて明るめの朱色を作り、全体にしっかりと着色をしましょう。
絵の具が乾いたら、全体の長さの2/3を、半分にカットします。
カッターの刃を長めに出して、一気にまっすぐに切り離してください。
続いてカットしたのとお尻で直角に交わるように、1/4にカットをします。
これで足が4本になりましたね。
4本の足をさらに半分にカットしますが、この時は足の内側からカッターを入れます。
4本とも少し外側に折り曲げた状態にして置き、1本づつを内側から半分にカットしてみてください。
これは実際のお料理でたこさんウインナーを上手に作るコツでもありますが、外から切るよりも安定してきれいに半分にカットすることが出来るんです。
全ての足をカットし終わったら、先端から指を添えて、ゆっくりと巻き上げるように外へ広げます。
力を入れすぎるとせっかくの足がもげてしまいますので、柔らかくゆっくりとです。
これでかわいらしいたこさんの形ができました。
目を付ける場合は、樹脂粘土の黒で作った小さい粒を木工用ボンドで貼りつけます。
最後に全体にしっかりとニスを塗れば、簡単たこさんウインナーの完成です。
まとめ
いかがでしたか?
ウインナーのような食品は、形を作ること自体は難しくありません。
それだけに誰が作っても同じような作品になりがちです。
中に混ぜる素材や仕上げの加工方法によって、個性を目指しましょう。
たこさんウインナーは簡単にご説明しましたが、要するに実際のお料理と同じ手順です。
なので、蟹さんやお花など、本物と同じように作ることも可能です。
いろいろ作って楽しんでくださいね。
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