材料が造花のブート二アの作り方
昔、男性が結婚したい女性の家にプロポーズのために訪問する時、心をこめて摘んだ花束を持って行きました。
そしてプロポーズされた女性が結婚をOKする意思表示として男性の持参した花束から花を1輪、抜き取って男性の胸に刺してあげるというのがブート二アの由来だそうです。
その説から言えば、ブート二アの花はブーケと同じ種類の花を1輪(少なくともなるべく少ない本数で)ということになります。
花嫁のブーケを作った造花と同じものを選んで、小さめに作りダブルリボンを結び、花婿のブート二アとします。主役の花嫁より、花婿のブート二アは少し控えめというのが暗黙の了解でしょう。
造花の色は、ブーケに使われているお花から選ぶというわけですから、バラのブーケの場合にはバラ、リリーのブーケの場合にはリリーを1輪と考えればいいのです。小花をまとめて作るというより、主になる造花を1輪選び、リーフといっしょにダブルリボンでまとめればいいでしょう。
カラーは結婚式の花婿の場合は、ブーケに合わせた色とグリーン系のリーフを多めにあしらうと清楚な感じが出ます。ブーケとのバランスが大切です。
ブーケに比べて小さくまとめることがポイントですから、花婿のタキシードやジャケットの襟幅よりはみ出ないくらいの大きさが基本です。
バラやその他の造花でも、満開の花より、バラでも蕾バラなど開き切っていないぐらいの花の方がいい感じにでき上がります。
後、豪華さでいえば、カトレア、胡蝶蘭などはやはりお花の格も高く、フォーマル感が増します。
もちろん結ぶダブルリボンも茎を目立たなくする程度に控えめに結びます。
しかしリボンの高級感はブート二ア全体の価値に影響しますから、余り安っぽいリボンは考えものです。
造花の周りを飾るチュールなどもあまり必要ないでしょう。
どうしてもでき上がりが寂しいと感じたら、ブライダルべ―ルやアイビーなどグリーンを添えたりすると形が整いやすいようです。
このようにして作ったブート二アは、小さめなので、コサージュピン1本で花婿のタキシードの襟に簡単に付くはずです。
一般的な安全ピンを茎に付けて襟に付けてもいいでしょう。しかし、ブート二アフォルダーなど市販のものを利用してもいいでしょう。
また背広の襟についているボタンフォールにブート二アの茎を通し衿の裏に出してコサージュピンで止めることもできます。女性のコサージュと一緒で、比較的高い位置に付けた方が背が高く見え、バランスがよくなります。
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