コサージュ 卒業式の時の色
わが子の卒業式に出席する時、母親としてどんな装いがいいかと迷っている新人ママも多いと思います。
本来、卒業式の主役は子供で、あくまで保護者は付き添いの列席者というわけですが、わが子といっしょに歩んできて、やっとその日を迎えるという気持ちもあって、着こなしにもあれこれ悩んでしまうこともあります。
卒業式と入学式は時期的に近いものですが、入学式は春っぽく少しふんわりとした感があります。
それに比べて卒業式というとセレモニー・儀式という感が強く感じられます。
同じスーツでも卒業式には黒、紺、グレーなどが一般的です。
そんなダークスーツにも、せっかくの晴れやかな御祝いの席ということなのですからコサージュでアクセントをつけてみたいものです。
そんな場合のコサージュですが、もちろん主役の子どもより際立って、華美な物はふさわしくありません。
そして、あくまでもセレモニーに出席するという立場ですから、上品さ、厳粛さを少しでも感じられるようなコサージュを選ぶ必要があります。
時期的に、春一歩手前というところですから、春色の花をイメージした造花か、生花でも春を感じられるような淡い色の花を選ぶといいでしょう。
あくまでも式に列席ですから、色合いも、黒、鮮やかな濃い色、ワイン色など原色系の濃い色は、夜のパーティの席などとは違い、不向きだと思います。
ちょっと極端に言うと、そんなカラーの花を選ぶと少し下品だと感じる人もいるということです。
でも、ファッションに関するセンスは大事にしたいのでそんなカラーの制限にとらわれることなくアレンジできればいいですね。
お母様の卒業式に対する気持ちが表われていれば、個性的なコサージュもいいと思います。
例えば、すみれは紫の濃い目の色の花が主流ですが、宝塚歌劇音楽学校の卒業をイメージして卒業式のコサージュの花にいいと思います。
でも万人受けするのは、パステル調の淡いピンク、軟らかい水色、ピンクベージュ、オフホワイトなどがセレモニーに付ける花の色としては無難でしょう。
幼稚園、保育園や小学校の卒業式でお子さんにも自由にコサージュが付けられるとしたら、そんな淡い色のコサージュをお揃いで付けても、記念になります。
お母様の装いに気合が入りすぎて、華美になるのはよくないですが、今までの親子ともに頑張ってきて、晴れて卒業式を迎えられたというお祝いの気持ちを、定番のフォーマルスーに添える品のいいコサージュで表わせたらいいですね。
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