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ミシンの下糸がゆるい時の調整、チェックの仕方

   

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綺麗な縫い目にするためには、上糸と下糸の強さが均等でなければなりません。
どちらかがゆるいと、強い方に緩い糸が出てきてしまい美しくありませんし、触った感じもザラザラします。
ミシンの糸調子の整え方は難しいと思う方も多いと思いますが、落ち着いて順番にチェックすれば誰でも確実に調整することができますので、最適な状態で縫い進めましょう。

次の手順で確認してみてください。

1.上糸調子レバーの操作

下糸が緩いということは、上糸が強すぎるということです。その結果、上糸がピンと張って真っ直ぐな状態になっていませんか?上から見ると、緩んだ下糸が表に出てきて見える状態です。
そんな時は、ミシンについている【上糸調子のレバー】を「弱く」の方向に回します。目盛り1つではあまり変化しない場合、思いっきり目盛りを「弱く」の方向に回してみましょう。下糸の方がきつくなってしまうかもしれませんが、今度は少しずつ元に戻しながら調整します。上下の糸調子が均等で、表と裏の見え方が同じになればOKです!

2.試し縫いをする

必ず縫う布と同じ布を使って試し縫いをしましょう。ほんの数ミリの切れ端で大丈夫です。裁断の余りを捨てずに取っておき、試し縫いに使います。
違う布で試し縫いをしても良いのですが、その場合、糸の調子が異なる場合があるので、なるべく同じ布を同じ枚数重ねて試してみてください。

3.下糸のボビンはきちんとセッティングされているか(下糸のかけ直し)

ボビンをミシンにセッティングする際、ほんの少しでも浮いてずれていたり、糸がかかるべき場所にひっかかっていないだけで、下糸を緩ませる原因になります。
糸調子レバーを操作しても上手くいかない場合、こちらに原因があることがほとんどです。一度ボビンを取り出して、セッティングし直してみてください。

また、糸調子が上手くいっている時、下糸のカバーの上から見て、下糸のセッティングがどのように見えるか覚えておくことも、後々ミシンと上手く付き合っていくコツです♪普段から、上手く縫えている状態を覚えておくと、不調な箇所に気付きやすくなるのです。

4.ミシンを長く使っていない場合

お使いのミシンを最後に使ったのはいつですか?思い出せないくらい長く放置してしまった方は、そちらに原因があるかもしれません。
まず、一旦糸をすべて抜いた状態で、下糸の釜に息を強くふーっと吹きかけ埃を飛ばしましょう。糸くずなどで結構埃がたまっているものです。ピンセットなどで掃除してあげるのも良いでしょう。

そして、いらない余り布などで、何も考えずだーっと直線でミシンを動かしてください。次第にミシンが調子を取り戻し、糸調子が揃う場合があるんです!
ミシンは使い続けることで安定した使い心地になっていく不思議な機械です。
まるで楽器のようですね。できれば1週間とはいかないまでも、1ヶ月に1回くらい、ミシンを少し動かしてあげるだけで、ミシンも動きを思い出すんですよ。それでも駄目なら調整に出しましょう。

 - 洋裁

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