はじめてさんへ!ハンドメイドピアスの売り方レッスン
2016/08/20
自分で作ったハンドメイドピアスが思ったより可愛く出来たときって、とにかく誰かに自慢したくなったり、「売ってみようかな…?」と思えてきたりしますよね。
とはいうものの、みんながどうやって、イベントやマルシェに出店したり雑貨屋さんに置いてもらったりしているのか、これはなかなか面と向かっては聞けないものです。
でも実は、先輩ハンドメイド作家さんもベテランクリエイターさんも、最初はみんな自力で開拓しているのです。
ここでは、その開拓をしてきた人だけが得られる「ハンドメイドピアスのかしこい売り方ノウハウ」をこっそり公開しちゃいます!
まずは価格の設定から
ハンドメイド作品の価格設定、何かとても難しいことのように感じている方も多いと思います。
例えば、材料に使った原価率がいくらだとか、製作にかかった時間が何時間だから時給換算したらいくらだとか…
でも実はそんなに難しく考えなくていいのです。
なぜなら、そうやって一生懸命計算して出した価格はあくまで目安でしかないため、全ての作品においてそれに従って値段をつけてしまうというのは逆によくないことの方が多いからです。
ハンドメイドやDIYが特に盛り上がりを見せている昨今、ハンドメイドのアクセサリーやピアスを作家さんから購入するのは一般のお客様だけでなくなってきました。
同じ業界で同じように作家・クリエイターとして活動している同業者の方の割合も、とても多くなってきています。
つまりお客様はそのピアスやネックレスを見ただけで、それがいくらで出来ているか、どの程度の手間ひまがかかっているかがわかってしまうこともあるのです。
それをふまえると、いかにお客様目線での価格設定が重要か、お分かり頂けるかと思います。
まずは自分の作品を客観的に見てみましょう。
それでもピンと来なければ、家族や友達に思い切ってアドバイスを貰ってみるのも良いかもしれませんね。
客観視が出来るようになると、値段はもちろん、どこでどうやって売る方法が一番適しているのかまでわかってきちゃいますよ!
売り方別 特徴とメリット・デメリット
ではさっそく、今設定した価格に基づいて自分に合ったハンドメイドピアスの売り方を探していきます。
日本のみならず世界中で大きなムーブメントを巻き起こしているハンドメイド業界、その販売ルートはどんどん多岐にわたり増加していっています。
それだけ、一般の方でも簡単に売ることが出来るようになったということですし、一方でどれだけ頑張っても黒字にはならない、なんてことも!?
そう、先輩作家さんたちは皆さんこの険しい道を自分で切り開いてきているのです…
でも、大丈夫、ちゃんとかしこく売り方を選べば、売り上げ大赤字、マイナスに…なんてなることはありません。
主な販売ルートを大まかにグループ分けしましたので、グループ毎に特徴やメリット・デメリットをご紹介していきますね。
先ほど自分の作品に対して設定した価格や、客観的に見た作品のイメージ等と照らし合わせながら、自分に合った売り方なのかどうか、吟味しながら読み進めて下さいね。
オンライン系ハンドメイドマーケット
国内外合わせても今最も勢いがある売り方のひとつです。
向き不向きは特になく、皆さんに共通しておすすめ出来るマーケットが多くあります。
登録も出店料も無料、作品が売れた時だけ、その売り上げから数パーセントを手数料として差し引いた上で作家さんに振り込まれると言ったシステムになっています。
このサービスを上手く使って、まずはコストをかけずにお客様の反応を見てみるのも良いですね。
では、以下に国内外の人気ハンドメイドマーケットサイトをいくつかご紹介します。
国内ハンドメイドマーケット
https://minne.com/
▷GMOペパボが運営する福岡発のハンドメイドマーケット。国内最大規模の利用者数を誇る。
https://www.creema.jp/
▷運営会社は株式会社Creema。ハンドメイドマーケットプレイスを詠うマーケットサイトの中では比較的新しいが、急激な成長を見せており、国内ではminneと並んで最大規模のユーザー数を誇る。2016年6月に新たに11億円の資金調達を行い、翌月には国内のハンドメイドマーケットサイトとして初の海外進出を発表。今後更なる新しい展開も期待出来る。
https://www.iichi.com/
▷こちらも2012年8月設立の新しいサイト。日本のiichi創業者が台湾系企業に参入して発足したPinkoi Japan株式会社によって運営されている。ナチュラル系やクラフト色強めの作品・クリエイターが多いのが特徴なだけあり、質も価格帯も高く保たれたまさに“てしごと”のマーケットプレイス。
海外ハンドメイドマーケット
https://www.etsy.com/jp/
本社はNYにある2005年設立のハンドメイドマーケットプレイスの先駆けともいえるサイト。2016年にやっと日本にもオフィスが上陸。現在は日本語にもあらかた対応出来ており、比較的気軽に全世界展開が可能になった。
http://jp.pinkoi.com/
2011年設立、台湾のスタートアップ系企業Pinkoi. incによって運営される東南アジア最大級のマーケットプレイス。競合他社が“ハンドメイドマーケットプレイス”を詠うのに対し、Pinkoiに関しては“デザイナーズマーケットプレイス”とサイトのテーマを確立させている。日本のiichiとタッグを組み、アジア圏最大のハンドメイドマーケットを目指す。
地方ハンドメイド・マルシェイベント(入場料無料のもの)
こちらも特に国内ではもう、地方でも見かけない地域はなくなってきたと言っても過言ではないほどメジャーになってきていますね。
先ほどのオンラインマーケットほど、立ち上げるのに時間も資金もかからないので、最近は作家さん自身でイベントを開催する方も増えてきています。
ですが気をつけたいのが、「出展料・出店料」です。
こういったマルシェイベントの多くは、ファッションビルやショッピングモール、商店街等の、一般の人が多く通るスペースを借りて開催されています。
不特定多数、幅広い層の人々が多く行き交う場所なので、それだけ多くの人の目に留まることが期待出来ますが、展示場会場等ではないため入場料等はかかりません。
その分その場所代を負担するのはもちろん、主催者・出展者です。
一日間出店するだけでも一万円以上なんてイベントもありますので、参加する際はきちんと事前に下見をしましょう。
その場所を通る人々の購買意欲や年齢層次第では、もしかしたらその一万円、何倍にもなって返ってくることもあるので一概に悪いともいえません。
自分の住む土地の人口の比率等も、普段もっと気をつけてみておくと良いかもしれないですね。
地方ハンドメイドイベント・展示即売会(入場料が発生するもの)
その地域に根付いたホーム感のあるイベントが多く、初めてこういった大きな会場で出展するとなると、比較的挑戦しやすく感じます。
たしかにハンドメイド仲間がたくさんできますし、地域の皆さん、家族やお友達にきてもらえると嬉しいですよね。
ただ、そのイベントの客層、考えたことがありますか?
お客さんはみんな入場料を払ってわざわざ遠い会場までやってきます。
よほどのハンドメイド・クラフト好きか、もしくは特定の作家さんの固定ファンであることが大半です。
地域最大規模レベルなのでなかなかに出店料は高額である上、特定の層のお客様が多いとなると、赤字も覚悟しなければならなくなります。
たとえばその地域の伝統工芸や、クラフト色の強いものを作って売るのであればそう問題はないかもしれませんが、特にアクセサリーやピアス等をハンドメイド作品として売るなら、まず別の売り方を使って固定のお客様を作ってから出展するのがかしこい売り方です。
以上、ハンドメイドピアスのかしこい売り方まとめでした!
参考にして、早速売ってみて下さいね。
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