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お裁縫の必需品 糸切りバサミ(鋏)とは?【正しい使い方と選び方・おすすめ商品】

      2016/05/12

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糸切りバサミとは?

その名のごとく、糸を切るハサミ。
手縫いの時、ミシン縫いの時、糸を使う作業の時には必需品です。
裁ちバサミと違い、刃の大きさよりも、いかに自分の手にフィットして、サクッと糸を切れるかがポイントになります。
糸切りバサミにも様々な種類があり、どんなものを選んだら良いのか迷いますよね。
そんなあなたに、糸切りバサミの正しい使い方も踏まえて、選び方、オススメの糸切りバサミを紹介します。

糸切りバサミの正しい使い方

糸切りバサミの伝統的な形状は、握りバサミと言って20cm程の金属の両端に刃をつけ、半分に折ったような形になっています。
上手に着るコツは、握りバサミを片手で握るように持ち、片方の刃に親指を、もう片方の刃に人差し指を掛けて、刃と刃をこすり合わせるように切ります。
上手く刃が合わないと、糸を上手に切ることが出来ません。
また、近年、セパレートタイプ、普通のハサミと同じような形状の『手芸はさみ』という糸切りバサミも増えています。
こちらは、普通のハサミと使い方が変わらないので、握り鋏のようなコツは必要ありません。
セパレートタイプの鋏は、作家さんオリジナルの糸切りバサミや、アンティーク調の糸切りバサミなど、糸切りの機能を持ちつつデザインにこだわる方にオススメです。

糸切りバサミの選び方

握り鋏には種類があり、長刃(刃が長いもの)・短刃(刃が短いもの)など色々有ります。
ボタンホール等、手の届かない隙間の糸を切るような作業が多い方は長刃を。
短刃は、刃が短い分、刃先に加わる力が大きいので、切れ味は長刃よりも良くなります。
また、本体に、親指を掛ける輪がついたものも有り、こちらは握りやすさを重視したハサミになります。
お子様や、指の力のない方には、根元にバネの付いたものがオススメです。
バネが、ハサミを閉じる時のサポートをしてくれるので、一般的なものよりも少ない力で切ることができます。
小学校で購入する裁縫道具に入っているような、フタ付き・バネ付きのハサミがその例です。

オススメの糸切りバサミ

一概に『これがオススメ♪』と言っても、手にフィットしないものもあるので、店頭で実際に切らせてもらうのが一番です。
でも、もしオススメするとしたら、『庄三郎』のハサミです。

庄三郎の裁ちバサミを、かれこれ20年程愛用していますが、数年に一度、研ぎにだしてメンテナンスし、未だに切れ味抜群です。
少々お値段は張りますが、大事に使えば一生モノ。
もし見かけたら、ちょっと試し切りさせてもらうと良いと思います。
庄三郎 裁ちばさみ

番外編 邪道だけど意外と切れ味抜群なハサミ

手芸を始めたいから、糸切りバサミを購入したいけど。。。ちょっと高いな。。。
それなら100均の糸切りバサミや小さな手芸バサミを購入してみよう!
と思った方。
こんなことを言ってはなんですが、100均の糸切りバサミは、切れ味が微妙です。
本当に切れるのか、数店の100均を廻って購入し実際に切ってみましたが、本当に微妙です。

でも、諦めちゃいけません!
100均のハサミは、紙用、髪用、メイク用、などなど、色々あります。
全長が10cm程度で、指穴と刃の長さが1:1、刃幅は細めで先の尖ったモノなら、糸切りに十分使えます。
ただし、糸以外切っては絶対にダメです。
糸を切るためだけに、使い続ければ数年?もつかも。

実は自分、誰にも話していなかったのですが、パッチワーク教室で使用してる布用のハサミ、100均の髪用ハサミなんです。
先が細くて、小さいピースを切るのに実に便利で、なんだかんだ愛用しています。
もちろん、小さいピースを切る時しか使っていません。
今、使い始めて3年程経ちますが、切れ味は意外と、いや、むしろ切れます。
このペースで、切れなくなったら買い換えて、を繰り返しても、数百円。
ちゃんとしたハサミって結構お高いので、気軽に手芸を始めたいという方や、ちょっと作ってみようかなと思っている方にはオススメです。

でも、これは、あくまで代用、邪道なので、その点ご留意ください。

庄三郎のようなしっかりしたハサミは、長年使えば使うほど、大事にすれば大事にするほど、手に馴染み、刃の調子もわかるようになり、愛着がどんどんわきます。
値は張っても、値段なりの実用性・機能性をちゃんと兼ね備えています。
糸切り鋏を購入予定の方は、ぜひ、参考にしてみてください。

 - 裁縫

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