簡単!レジンであれこれコーティングのやり方
2016/11/25
レジンは、様々なものをレジン液に閉じ込めるだけではなく、素材そのものをコーティングするという使い方もあります。
ここでは、色々な素材のコーティングの仕方を紹介します。
レースのコーティングの仕方
レースで何を作るかにもよりますが、レースをコーティングするには「ソフトレジン」がオススメです。
ソフトレジンは、硬化後にハサミでカットしたり、カーブをかけるように形を変えたりする事も可能です。
その為レースでブレスレットや指輪なども簡単に出来てしますのです。
まず、シリコンマットの上にレースを乗せレジン液を付けていきます。
爪楊枝で全体に丁寧につけましょう。
しっかりと硬化します。
裏面も同じように作業し硬化します。
金具パーツを付けたら完成です!
ビーズやホログラム、ネイルシールやラメなどを付けると一層素敵な出来栄えになります。
レースにソフトレジンを塗ることにより、防水性も出るのが嬉しいですね!
花のコーティングの仕方
花をコーティングする時は、そのままでは出来ません。
まずは押し花にしてください。
その後、レジン液を使ってコーティングしていきます。
ただし、コーティングした押し花は、時間が経つにつれて、変色していきます。
いつまでも鮮やかな色を維持させるためには、着色してください。
押し花にする前より、押し花にした後に着色するようにしてください。
水分が抜けて、色付きが良くなります。
押し花専用の着色料もありますが、アクリル絵の具やインクなどでも可能です
着色された押し花の状態で売っているものも有るので、それを使うとラクに出来ますね。
押し花のコーティング
シリコンマットの上の押し花を乗せます。
この時シリコンマットの上に少量のレジン液をひき押し花を乗せましょう。
(押し花が動かないように固定する為と、押し花にレジン液を塗った時に反り返り作業しにくくなるのを防ぐためです。)
押し花の上にレジン液を乗せます。
レジン液が少量だと、硬化後に反り返ってしまいます。
立体感、動きがある感じで作りたい場合はそれでも良いと思いますが、真っ平の押し花を作りたい場合はレジン液を多めに塗ってください。
しっかりと硬化します。
裏にもレジン液を塗り硬化します。
はみ出した部分をカットします。
ハサミでカットしても良いのですが、ひびが入ったり、割れたりする可能性も有るので、慎重に…もしくは、ヤスリで削り落とす方が良いでしょう。
紙のコーティングの仕方
一言に「紙」と言っても、様々な種類があります。
用紙によってコーティング後の完成度も変わってきますので、特徴を生かしながら選んでいきましょう。
一番大事なのは、水の吸収具合です。
「普通紙」や「折り紙」、「インクジェット紙」などは、水分を吸収しやすいので、レジン液を塗るとうっすらと下が透けて来る事があります。
その透明感を生かす作品にするには良いのですが、イラストなどの発色は悪くなってしまうので注意してください。
次に「オーロラ紙」です。
表面がビニール加工されているようなキラキラした折り紙などです。
水分が吸収されないので、発色は良く奇麗なのですが、逆にレジン液が染み込みにくい為レジン液を均一に塗らないと、はじいた部分など、凹凸が出てしまうことがあります。
レジン液を少し多めに塗ると良いですが、均等に塗る作業は難しいです。
オススメなのが「トレーシングペーパー」です。
100均でもカワイイ絵柄の物が手に入ります。
ツルツルした生地で、普通紙のように水分を吸収しすぎたり、オーロラ紙のように水分をはじいたりはしないので、きちんと全体に塗り渡らせることが出来るので扱いやすいです。
そして、コーティング後も透け感は無くトレーシングペーパーそのものの状態なので、完成後のイメージもしやすいでしょう。
また、「画用紙」もオススメです。
レジン液は吸いますが、厚みが有り、色がしっかりとしているので、コーティング後も透けません。
濃い色の方が鮮やかできれいに仕上がります。
上記はそれぞれの紙に直接レジン液でコーティングした場合ですが、レジン液を塗る前にワンステップ踏んで、紙への染み込みを防ぐ方法もあります。
液の染み込みを防ぐ「ジェルメディウム」もしくは「ジェッソ」を紙の表面・裏・側面に塗ります。
よく乾かしてから、レジン液で作業してください。
代用として、「セロハンテープ」「木工用ボンド」も使えます。
「ジェルメディウム」同様、紙の表・裏・側面に貼り(塗り)、レジン液の染み込みを防いでからレジン液で作業してください。
紙は「折り鶴」や、「紙飛行機」など、折り紙同様に折ってからコーティングする方法もオススメです。
画像の折り鶴は、和紙の折り紙で作りました。
左手前の物がコーティングしたものです。
右奥の折り鶴はコーティングしていません。
色の違いがわかると思います。
いかがでしょう?
素材そのものをコーティングしてアクセサリーにしたり、コーティングしたものを、ミール皿等で作る際に乗せてみたり、様々な用途に使えます。
比較的どのような物でもコーティング出来るので、身近なもので試してみてください。
意外な発見があるかもしれませんよ!
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