レジン液のUVタイプと二液タイプの違いとは?それぞれのメリット・デメリット
2015/06/13
レジンクラフト、という言葉が一般的に知られ始めて量販店でも専用のコーナーがちらほらと出来てきていますね。
そこで今回はレジンクラフトについて簡単にガイドしていきたいと思います。
そもそもレジンクラフトとは?
薬液の中にお好みでパーツを封入してアクセサリーや小物を作成出来る。
ざっくり説明するとこうなります。
薬液というのは、合成樹脂のことですがこれには二種類の薬液を混ぜて使う二液タイプと紫外線(UV)を当てて固めるUVタイプの二種類があります。
前者の二液タイプのレジン液は二種類の薬液を混ぜてから型に流し込み、好みのパーツを封入。
約24時間で化学反応の結果、硬化します。
長所は、型さえあれば一度に大量に作品を作ることができます。
また、一度に販売されている量が多いので初期費用は高くつきますが長期的な目でみるとかなり割安なところもおすすめポイントです。
逆に短所としては、薬液の分量を正確に測って使用しなければ固まらない恐れがあります。
24時間置いて、ワクワクしながら型から外そうとしたら固まっていない、なんて事があると悲しいですね。
長所に挙げた一度に大量に作れる、という点ですが裏を返せば少量の作品を作るのには不向きであるとも取れます。
⇒代表的な商品 二液タイプ・クラフトレジン液(楽天)
次にUVタイプのレジン液についてです。
こちらはレジン液の他にもUVランプが必要になります(必須ではありませんが)
名前の通りこのタイプのレジン液はUVを当てることで化学反応を起こして硬化させます。
先に記述したUVランプがあれば硬化自体は1~5分程度で終わります。
⇒UVランプ商品例 (初心者用の小型9Wランプ(楽天))
長所は硬化時間にさほど時間を取られないのでサクサク作品を作ることができます。
短所は大きな作品、大量作成に向かないというところでしょうか。
UVタイプは道具さえ揃えてしまえば誰にでも簡単に作れる分、二液タイプよりも割高になります。
光を当てて固めるという性質上、気を付けなければいけないのは光が当たらないと固まらない、という点です。
意外と盲点なのですが、ミール皿などの上に直接パーツのセッティンクとレジン液を流していく分には何ら問題はないのですが、不透明な型に流し込んでしまうと光が当たらないために硬化が不完全になってしまい、べたついてしまうことがあります。(ミール皿商品例(楽天))
⇒代表的な商品 UVタイプ・クラフトレジン液(楽天)
以上が二液タイプとUVタイプの違いというところでしょうか。
もちろん、これは私の主観からの長所短所なのでそれぞれに使いやすい・使いにくいというところに違いは出てくると思います。
実際に使ってみて自分に合ったタイプをみつけることが大切だと思います。
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