編み物の裏編みをマスターしよう!(フランス式)
2017/04/07
棒針編みの基本的な編み方の1つ“裏編み”ですが、これにはフランス式とアメリカ式があります。
フランス式は左手に糸を掛けて目を拾います。
アメリカ式は右手に持ち糸を掛けます。
一般的にフランス式は速く編み進める事が出来、編地もふっくらとした仕上がりになります。
人にもよりますが、慣れるまで時間が掛かり目が揃いにくくて難しい編み方だと感じる方もいるようです。
アメリカ式はその逆で、初心者の方でも編みやすく編目も揃いやすいと言われる一方、編み上がりがきつくなりやすく、時間も掛かるとされています。
どちらが良い悪いという事は無いのですが、日本ではフランス式の方が普及しているようです。
慣れてしまえばフランス式でもアメリカ式でも、ふっくらして目も揃った編地が速く編めるようになると思います。
自分に合った編み方を選んでみて下さい。
今回はフランス式の裏編みを簡単に説明したいと思います。
編み図にはこういう記号で出てきます。
まず糸は針の手前に持ってきます。
1目目の編目にもう1本の棒針を差し込みます。
差し込んだ棒針は手前に出るようにします。
差し込んだ棒針にぐるっと(反時計回り)糸を掛けます。
引っ掛けた状態で針を向こう側にくぐらせます。
右側に引き抜きます。
1目編めました。
編み進めるに連れて、左針の先にある程度編地を寄せた方が編みやすいです。
裏編みが出来たら、一緒に表編みも覚えておく方がいいです。
裏編みが出来れば表編みの方が簡単に編めると思います。
裏と表が編めれば、ガーター編みやメリヤス編みが出来ます。
さらに、裏と表を交互に編み縦に揃えるゴム編み、裏表を縦横交互に組み合わせたかのこ編みなども出来るようになります。
複雑な編み方をしなくても、2つの編み方だけでマフラーや帽子などいろいろなものが作れます。
同じ編み方でも、糸の色を変えてみるだけでもまた感じが変わってきます。
2色の糸を使ってリバーシブル編みも出来ますね。
どんな編み方をするにも裏編みと表編みは出てくると思うので、覚えておくといいですよ。
なるべく力を抜いて自分なりのリズムを掴んで編んでみて下さい。
糸の持ち方や掛け方は、自分の編みやすいやり方で大丈夫です。
最後にスチームアイロンをあてれば、編目もきれいにみえます。
その時は、直接じゃなく蒸気だけあてるようにしましょう。
裏編みは棒針編みの基礎になる編み方なので、マスターしていろんな編み物に挑戦してみて下さい。
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