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ヘンプアンクレット(足飾り)の編み方【初心者にも簡単な作り方】

   

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アンクレットとは、足にする装飾品の事です。
夏になるとサンダルや素足になることが多くなるので、さりげなくアンクレットで足首を飾りませんか?
でも、アンクレットってあまり売っているのを見かけませんよね。ミサンガをそのまま結んでいる人もいますが、せっかくなので自分で作ってみましょう!

サイズの測り方

足全体を地面につけます。
この時足首は地面に対して90°になるようにしてください。
そしてメジャーでくるぶしのすぐ上を1周図ります。この時メジャーを締めすぎないようにしてくださいね。
メジャーがない人は柔らかい紙を帯状に切り、同じように足首にまきましょう。
重なっているところに印をつけてその間を定規で測れば長さがわかります。この長さに+1cmした長さがアンクレットのサイズ(アジャスターを除く)になります。

もし、足がむくみやすい人はむくんでいる時にはかってください。身に着けるものなのできつすぎると血行不良になったりしますので注意してください。

因みに私は足首20cmだったので+1cmして21cmになります。

次に留め具についてですが、金具を使ったりミサンガのように結んだりといろいろな方法があるのですが、今回はアジャスターを編んで長さ調節ができるようにしました。

なのでアジャスターの部分も測ります。紐を足首に巻いた状態からゆっくりカカトの方に滑らせて足首が通過するまで緩めてください。

カカトまで滑らせたら、足からはずしてその輪の長さを測ってください。これがアジャスターまで含めたアンクレット全体の長さです。

私の場合は30cmでしたので、アンクレット全体の長さが30cm、飾りの部分が21cm、アジャスターが9cm(左右に分けるので4.5cmずつ)になります。
これで計測が終了です。

今回はこんなデザインのアンクレットを作ってみたいと思います。

材料

今回はワックスコード(または蠟引き)と呼ばれる紐を使用しました。
この紐は蝋でコーティングされているので、紐の毛羽立ちが少なく、ライターやコテなどを使用して焼きとめることができます。
ハリもあるので編み目も綺麗に仕上がりますが、紐が蝋でべたつくのが難点です。
ただ使用しているうちに馴染んでくるので、そこまで気にしなくてもいいと思います。編んでいる最中に紐にごみが付かないように気を付けてください。
今回は貴和製作所さんのブラジル製ワックスコード(幅約1mm)を使用しています。

  1. 芯紐・・・40cm×2本
  2. 結び紐・・・180cm×1本を各色
  3. ビーズ・・・写真の大きい方は使っていません。小さい(7mm)のを5コ使用しました。


このほかに、はさみ、ライター、コルクボード(作業台)、ピン、マスキングテープを使用しています。

編み方

今回はこのようなデザインで作りました。アジャスターの端のひと結び以外、すべて平結びで作っています。

1.まず芯紐2本を合わせて10cmのところで軽く結び作業台に固定します。写真では、短い方の紐はしばらく使用しないので巻き込まないようマスキングで留めています。

2.白い紐の中心を出します。紐を半分に折りピンと張って折れたところが中心です。その中心を芯紐の下に持っていき、ここに平結びをします。
平結びの方法を解説します。まずaを左に渡し、その上にbを乗せます。

3.bの端を持ち芯紐の下を通して、写真の★のところから下から上に出します。

4.bの先端は左、aの先端を右に引っ張り引き絞めます。これで半目ができました。

5.次にaを左に渡しその上にbを乗せます。

6.bの先端を持ち、芯紐の下を通って写真の★の部分から下から上に通します。

7.Aを左、bを右にそれぞれ引っ張り引き絞めます。これで平結び1目の完成です。

8.7で作った平結びを、芯紐の結び目の根元まで押し上げます。そして薄いピンクの結び紐を用意し、2~7までの工程を繰り返し白の平結びの下に、薄いピンクの平結びを作ってください。

9.薄いピンクの平結びができたら、今度は濃いピンクの結び紐を用意して2~7の工程を繰り返し薄いピンクの平結びの下に、濃いピンクの平結びを作ってください。
出来上がるとこんなふうになると思います。

10.次は薄いピンクの結び紐を使って、濃いピンクの平結びをまたいで平結びを作ります。この時薄いピンクの紐は必ず濃いピンクの紐の上を通ってください。紐を結ぶ時はあまり引っ張りすぎず、濃いピンクの平結びに薄いピンクの紐が沿うような感じにしてください。力加減が上手くいかない場合は、写真のようにピンを打って結んでもいいと思います。ピンを打ってできた隙間は必ずふさいでから次へ進んでくださいね。

11.今度は10で作った平結びの下に、白の結び紐を使って平結びをします。10の時と同様に薄いピンクと濃いピンクの紐の上を通って結びます。今回は少し丸みを持たせたいので、薄いピンクの平結びの下にピンを打ってから平結びをします。

ピンで出来た隙間を結び目を押し上げてふさぐとこんな感じになります。

12.次は薄いピンクの結び紐で10と同様に平結びを行います。
13.今度は濃いピンクの紐を使って、11の時と同様に平結びを行います。
白→薄いピンク→濃いピンク→薄いピンク→白→薄いピンク→濃いピンク→薄いピンクで1セットになります。これを約7cmになるまで編み続けます。

14.これで約7cmほど編めました。

15.次から模様を変えます。ビーズ5個を芯紐に通してください。芯紐の先端をマスキングテープでまとめて針のようにすると通しやすいと思います。通したビーズのうち1個上にあげます。

16.ビーズの下に白の結び紐で平結びを1つ作ります。次は薄いピンク→濃いピンクの順番で平結びを作ります。

この時、波紋のような模様にしたかったので、写真のようにビーズのとこにピンを打つと締めずに結べます。

17.濃いピンクで平結びができたら、ビーズを1つ上げます。今度は濃いピンク→薄いピンク→白の順番で平結びをします。やり方は16と同じです。

18.3色結んだらビーズを上げて、手前の色から1色ずつ平結びをしていきます。ビーズ5個分終わるまで繰り返します。

19.ここから再び13~17までの工程を繰り返し7cm編みますが、薄いピンクと白の結び紐は最後の1目を編まないでください。すべて編んでしまうと焼き止める時に余計な紐も焼いてしまいます。写真は濃いピンクの結び紐以外、最後の1目が残っている状態です。

20.焼き止めをします。やけどの十分注意して作業をしてください。濃いピンクの平結びは最後なので、緩まないようにしっかり引き結んでください。結んだら平結びの根元から3mmほど残してはさみで切ります。ちなみに写真は3mmもありません、短すぎました・・・。

21.焼き止めと言っても実際に火で燃やすわけでなく、火に近づけてじわっと溶かします。ここで注意したいのが近づける火の場所です。先端の赤い部分ではなく、根元の青白い部分に近づけます。赤い部分であぶると黒く焦げてしまうことがあるので注意してください。先ほど切った部分にライターの火を近づけて溶かしたら、素早く融けた部分を指でつまんで押さえます。やけどが怖い人はライターの金属部分を押し当てても大丈夫です。

22.片方の焼き止めができました。これをもう一方も行います。写真では誤って芯紐まで少し溶かしてしまいました。芯紐や他の編み紐は火に近づかないよう押さえてから焼き止めるといいと思います。

23.次は薄いピンクの紐で平結びをします。これで薄いピンクの結び紐も使わないので、20~22の工程と同様に焼き止めを行ってください。

24.最後は白の結び紐で平結びをします。20~22の工程と同様に焼き止めを行います。これで本体は完成しました。

25.次はアジャスターを作ります。新たに20~30cmほどのワックスコードを用意してください。もし本体を制作した際に余った紐があればそれでもかまいません。1で結んだ芯紐の結び目を解き、芯紐同士写真のようにを重ねて輪を作ります。そして写真の○で囲んだところに、芯紐4本を芯にして平結びを1cmほど行います。

26.できたら平結びの両端を焼き止めます。

27.アジャスターの長さを調整します。ゆっくり本体を緩めながら足にはめてください。はめたら左右均等に緩め、カカトが通ったら(足から外れるのが確定したら)その幅のまま芯紐のいらない部分を切り、揃えてひと結びをします。

28.ひと結びのやり方はこうです。

29.完成しました。

いかがでしたか?

ほぼ平結びですが、色やビーズ、編み目の長さを変えるだけでだいぶ印象が変わって可愛らしくできたと思います。編み目の調整は面倒でしたが、特に難しい編み方は使用していないので初心者でも作れると思うのでぜひ挑戦してみてください。

最後に、アンクレットの豆知識を。
アンクレットは身に着ける足によって、表している意味が違うようです。
右側・・・恋人募集。配偶者がいる人は浮気相手募集です。
左側・・・恋人または配偶者がいます。

夏に向けていろいろなアンクレットを作っておしゃれを楽しんでみてください。

 - ミサンガ・ヘンプ

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