洋服を作る仕事に必要なことと基礎知識
おしゃれが大好きな人なら誰でも、服をつくる仕事がしてみたいと一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
ぱっと思いつくのは花形のデザイナー?
服をつくるというと、流行を提案する仕事というイメージがあるかもしれませんが、ファッションの流行の知識以外にも必要なことがたくさんあります。
服ができるまで
一着の服を作るのには、まずどんな人がどんな場面で着るのかを想定します。
着る人の性別・年齢、着て行く場所、季節が決まったら、どんな雰囲気にしたいかを考えます。
そして素材を決めてデザインして、型紙を作り、縫製して、販売する…という流れになるのですが、企業に属している限り、一人の人がすべての工程を行うことはありません。
デザインを考えるデザイナー、型紙を作るパタンナー、縫製する人…そのほかに布や資材等を管理し納期を調整する生産の人、販売する人など、アパレル会社には色々な役割の人が働いています。
そのため各部署との連携が非常に大事になってきます。
服づくりは一人でする仕事ではないのです。
たとえ自分で会社を興しすべての工程を一人で担うとしても、布や糸、ファスナーなど材料をどこかから仕入れなければなりませんから、意外と人とのやり取りのある仕事です。
服づくりに必要なスキル
ファッションの仕事というと、流行に敏感なことが大事かと思われるかもしれません。
もちろん、流行を感じ取るセンスも必要ですが、それだけでは服づくりを仕事としてやっていくのには十分ではありません。
服には、人の体を守る、そして着る人と周りの人の気持ちに影響を与える役割があります。
そのため見た目のデザイン以外にも、素材、サイズ感など選択することはたくさんあります。
単に服づくりと言っても、色々なことを考慮して、たくさんの要素を盛り込むことが出来るのです。
上記のことから服づくりに必要な要素をいくつか挙げてみましょう。
歴史の知識
主に服飾史。いつからどういった経緯でどんな服を着るようになったか。
よく見かけるデザインも、意味があってそうなっていることがわかり、それを現代の生活に合わせて変化させるためにも、歴史を知ることは重要。
色に関する知識
色が人に及ぼす影響など。色は心理学にも深いつながりがある。
素材に関する知識
様々な気温や湿度に適した素材を選べるように。また、肌に優しい素材、環境問題を考慮した素材など。
実に様々な知識が服づくりに役立つことがわかりますね。
また、最初は何も知らずに服づくりの仕事に就いたとしても、いつの間にかこれらの知識が身に付き、おしゃれ以外にも興味の幅がぐんと広がっていることでしょう。
関連記事
-
ミシンで作る!バッグの作り方の流れと道具
素敵な生地を見つけると、夢が膨らみます。 エプロンやクッションカバー、バッグもい …
-
簡単♪キルトでポットマットとコースター
綿の布と布の間に綿(わた)を挟んで、ステッチをかけたキルト。 ふんわりとして可愛 …
-
子供服のハンドメイド本でおすすめ紹介
昔の映画を見ていると、母親が子供のために服を作っている場面がでてくることがありま …
-
まるで新品!お下がり子供服のリメイク基礎テクニック4つ【男の子から女の子も!】
上の子の服をお下がりしようと思ったら、「新しい服がいい!」と言われてしまったり、 …
-
子供服を手作りしたい!初心者におすすめの型紙3選
デパートなどの子供服売り場。 カラフルにディスプレイされたお店は親子連れやお腹の …
-
保育園のバッグを作る時に役立つ無料・有料型紙をご紹介。
保育園や幼稚園で使うバッグを手作りする時、まずその型紙が必要です。 型紙はパター …
-
ミシンで作る!型紙要らずのお揃い子供洋服
服を作るときに一番面倒な作業は型紙つくりではないかと思います。 最近では身長や、 …
-
これさえあれば!初心者でも布小物が作れる魔法の道具9選
ミシンも手縫いも得意じゃないけど、布小物を作りたい! そんな方のために、布小物製 …
-
通園バッグをショルダータイプに変える方法。簡単な後付け法(作り方)をご紹介
園生活で使うバッグ。手で持つトートタイプの物は、お店でもよく見かけます。 手作り …
-
幼稚園用の手提げかばんの作り方[子供用鞄]
幼稚園や小学校の入園、入学のときに必要になるのが「絵本かばん」です。だいたいA4 …