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スイーツデコのトッピングに使える!フェイクフード桃缶とカット桃の作り方

      2017/05/15


スイーツデコのトッピングに使うフルーツというと、まず思い浮かぶのはイチゴです。
真っ赤でかわいらしい宝石のようなイチゴは、どんな組み合わせでも間違いのない王道のデコパーツ。
でも、それだけでは同じテイストの作品が増えるだけになってしまいますよね。
作品の幅を持たせるために、カットフルーツの作り方を覚えましょう。
今回取り上げるのは、「桃」。
カットフルーツに必要な考え方やテクニックをご紹介します。

レシピ1:フレッシュな剥きたてカット桃

難易度: ★★☆☆☆ 難しい作業はありません。細かい質感を再現しましょう。
完成度: ★★★★☆ 瑞々しい白桃のカットを目指します。
予算:  ~500円 (100均ですべての材料をそろえる場合の目安です)

用意するもの

材料

  • 樹脂粘土 (白 ダイソーの手芸売り場で購入できます)
  • アクリル絵の具 (白・赤)
  • 水性ペン (100均ショップで12色以上入りの物が購入できます)
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)

道具

  • つまようじ
  • ピンセット
  • 筆 (細い物が便利です。ネイル用の細筆があればベスト)
  • 平らで透明または半透明の物(DVDケース、プラスチックの蓋など)
  • クッキングペーパー
  • 丸みのあるスプーンやスプレー缶 (形を作るのに使います)
  • プラスチック容器など絵の具を出せる物
  • ティッシュペーパー

手順

1.カットした桃の形を作りましょう
ツルリとしたフルーツの質感を表現するのに適しているのは、色々ある粘土の中でも密度が高くなめらかに仕上がる「樹脂粘土」です。
作りたい桃の大きさに合わせて取り出し、よく捏ねておきましょう。

白桃の果肉の色を作ります。
水性ペンの肌色かピンクを使い、ごく少量を粘土に付けて練り合わせてください。
うっすらと桃色がかった白になったらストップします。

着色した粘土を手のひらで細長く延ばし、つぶします。
平らで硬いものを使って、片側がやや太く片側が薄い、いわゆる「櫛型切り」に近づけるようにつぶすのがコツです。
サンプルのように土台と粘土、粘土とつぶす板の間にクッキングペーパーを挟むと粘土が張りつかずにスムーズに作業することができます。
お手元にあればぜひ使ってみてください。

つぶした粘土を成形します。
両端を指で撫でるようにしながら、なだらかな丸みを付けるようにゆっくりと形を変えていきます。
この時、つぶした平らな面には極力触れないようにしましょう。
せっかくのカット面をデコボコにしてしまわないよう、柔らかく優しく作業してください。

ある程度カーブが決まったら、丸い物に押し当てて内側にカーブを付けます。
サンプルで使用しているのはキッチン用の計量スプーンですが、丁度良いカーブの物なら何でも構いません。
身の回りにある丸いモノを利用して、自然にカーブする形に整えます。

これで桃の形の基本ができました。
次に、フルーツのリアルな質感を作りましょう。

桃は、細い繊維が種から皮に向かって無数に延びています。
その繊維を表現するために、つまようじで細い筋を付けて行きます。
種から皮に向かって、つまようじを寝かせるようにして軽く押し当て、何本かの筋を放射状に付けます。
次に、その筋の間を埋めるように、つまようじの先で細い線を引きます。
小さい作品やより繊細に筋を付ける場合は、カッターの刃なども使ってみてください。

サンプルでは見やすくするために、かなり強めに線を付けています。
実際に作るときはここまで深い線を付けなくても大丈夫です。
浅く細かい線をたくさん付けることで、着色したときのリアルさが増しますので、丁寧に繊細に作業しましょう。

両面とも同じように筋を付け終わったら、次の工程に移ります。

桃の一番の特徴を表現する、芯の部分を作ります。
ピンセットを使って、内側の細くなっている部分を細かくつまみ取り、ギザギザの状態を作ってみましょう。
ここでも、あまり大雑把にせずに少しづつ丁寧に作業するのがポイントです。
両端の部分を少し残して、種のある中央部をギザギザさせたら、カット桃の形作りは完了です。
風通しの良い場所に移し、完全に乾燥させておきましょう。
樹脂粘土の種類にもよりますが、サンプルのサイズなら最低4日ほどは乾燥させます。

2.着色して桃を仕上げます
完全に乾燥して硬くなったら、色を付けて仕上げましょう。

今回作っている白桃は、白い果肉に淡いピンクが入り混じるとても繊細な色をしている果実です。
剥きたてのジューシーな仕上がりを目指して頑張りましょう。

着色に使うのは、乾くと水ににじまなくなるアクリル絵の具です。
白と赤だけを使って、桃の微妙な色合いを作っていきます。

プラスチックの容器などにアクリル絵の具を出します。
白を多目に、赤はごく少量で充分です。
水を数滴加え、まず白の絵の具をやや緩めに溶きます。
赤をごく少量加え、色づいたかついていないか程度の薄い桃色を作ります。

芯の周囲、果肉の内側部分から着色を始めます。
中央から果肉の半分程度まで絵の具を付けて、その部分が湿った状態を作ってください。
絵の具の赤を少しづつ足し、中央部ほど赤みが濃くなるように色を付けて行きます。
果肉には筋を刻んであるので、水が筋に沿って入り込み、自然に桃色の部分が広がっていくはずですね。

中央部、種の周囲の一部だけ赤を強く利かせると、パッと見て桃だとわかりやすい色味になります。
筆の先に絵の具を少しだけ付けて、少しづつチョンチョンと色を付けてみてください。

これだけでもかなり桃っぽい色になりますが、更に自然なフルーツ感を出すためにもうひと手間かけます。

やや濃い目の桃色の絵の具に水を足して、かなり薄めた状態にしておきましょう。
今度は実の外側、皮から少し内側に入ったあたりに、薄めた絵の具を筆で薄く塗ります。
塗ったらすかさずティッシュで押さえて、絵の具をほとんど吸い取ってしまいます。
何度か繰り返すと、ほんのりと果肉が桃色になってきます。
この色はお好みですが、あまりきつくなりすぎない程度でストップするのがお勧め。
全体を見たときに、ぺったりと均一な色になっていなければ充分です。

両面とも同じように作業をしたら、白桃の着色もおしまいです。

絵の具を塗っただけの状態では、アクリル絵の具のマットな感じが目立ってあまりつやっぽく見えないかもしれませんね。
最後に透明なニスをしっかり塗れば、全体にしっとりと統一感が出てフレッシュなフルーツになります。

サンプルでは大きめに作っていますが、小さく作ればスイーツデコ用のかなり本格的なフルーツパーツになります。
小さく作る場合も作業手順は変わりませんが、果肉に筋を付けるところは省いてしまっても良いかもしれません。
丁寧に着色をすれば、小さいながらもきれいな桃を作ることができるはずです。

レシピ2:パフェやケーキトッピングの定番!桃缶の作り方

難易度: ★★☆☆☆ 着色不要。簡単に作れます。
完成度: ★★★★☆ プルンとした角のない桃缶を目指しましょう。
予算:  ~300円

用意するもの

材料

  • 樹脂粘土 (白 ダイソーの手芸売り場で購入できます)
  • 水性ペン (100均ショップで12色以上入りの物が購入できます)
  • ニス(水性・透明タイプ 100均ショップで購入できます)

道具

  • つまようじ
  • 歯ブラシ (使い古したものがあればベストです)
  • 先が丸い物 (ペンの蓋やメイクブラシの軸などサイズが合うものを探しましょう)

手順

1.粘土を捏ねて着色します
水性ペンの黄色を粘土に押し当てて色を移し、よく捏ねて明るめの黄色を作ります。
その後赤を少しだけ足して、黄色みが強いオレンジ色にしてみましょう。

桃缶には白桃を使ったピンク色の物と、黄桃を使った明るいオレンジ色の物があります。
小さなデコパーツとして扱う時にパッと見て「桃だ」とわかるのは、やっぱり黄色い物ではないかと思います。
黄桃の桃缶にも色の薄い物からかなり鮮やかなオレンジまでありますので、自分で「これぞ桃缶の色」と思う色を作ってみてください。

色が決まったら形を作りましょう。
まず手のひらで粘土を球形に丸めます。
そのまま平らなところに置いて軽く押さえ、半球形までつぶします。
大体半球の形になったら、先に種の形を付けてしまいましょう。

平たい面の中央に、先が丸い物を押し当てます。
そのままグリグリとまわすように押し広げて、中心から縁までの半分くらいまでのサイズに穴を広げていきます。
この最初の穴あけは、大胆に大きすぎるくらいに行っても大丈夫です。

もう一度平らな面を下にして伏せ、底の部分が平たくなるように押さえます。
持ち上げてみると、先ほど付けた穴が潰れてかなり小さくなってしまっているはず。
もう一度丸い物で穴を押し広げて、しっかりと種の形を作ってください。
この「穴を広げる」「底面を平らにする」を何回か繰り返して、最終的にはやや大きめな穴がしっかりと開いている状態までもっていきます。

穴の大きさがしっかりと決まったら、歯ブラシやつまようじを使って穴の中にブツブツした後を付けて行きます。
サンプルでは、歯ブラシの毛をカットして1列だけにした物を使っています。
古い歯ブラシがあれば、ハサミでカットして使ってみてください。
歯ブラシがなければ、つまようじで細かくつつくだけでも同じような跡を付けることができます。

種の穴の中がまんべんなく凸凹になったら、桃缶の形作りはおしまいです。
完全に乾くまで、風通しの良い場所で乾燥させておきましょう。

カットして使う場合は、粘土が完全に乾燥してからカッターでくし形に切ります。
ホール(半切り)、スライス、いずれの場合も仕上げにたっぷりニスを塗って、ツヤツヤさせて仕上げてください。

まとめ

フレッシュな桃は、フェイクフルーツの中でもちょっとスペシャル感があります。
実際のスイーツでもイチゴやオレンジなどは一年を通して使われますが、桃は本当に短い、期間限定スイーツのイメージがありますよね。
腐らないフェイクフードはどうしても長い期間使い続ける物が多くなるので、季節にとらわれるフルーツや野菜を使うのは、特別な作品を作りたい場合に限られます。
逆に言えば、季節感の強いフルーツを使うことで、それだけでスペシャルで高級なイメージの作品に見えるということになります。

その点桃缶は、逆にとても汎用性が高いフルーツパーツです。
スライスして敷き詰めればタルトやパイの飾りつけに、厚みのある櫛型ならパフェやパンケーキのアクセントに。
明るいオレンジ色は小さいフェイクフードやスイーツデコとの相性が良く、どんな作品にも合わせやすい万能選手です。

今回は100均ショップダイソーの樹脂粘土を使用してご説明していますが、特にフレッシュな果物を作るときは、透明度の高い樹脂粘土、「グレイス」や「モデナ」を使用してみるのもお勧めです。
少し慣れてきたら、ぜひそういったメーカー製の樹脂粘土にもトライしてみてください。

 - フェイクフード

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