帽子の編み物って絞り方が難しい!そんな時はコツをマスターしよう!
2016/09/05
ニットの帽子を作る時、なるべく簡単に作りたい場合は、棒針や輪針で筒状に編んでトップでギュッと絞る方法がよく紹介されています。とじ針などで編み目に糸を通して絞るのですが、上手くいかないと穴が空いたりボコボコになったりします。また、毛糸は細かい糸が密集している性質上、こすられたところが絡まって、途中で糸が進まなくなったり、無理やり引っ張って糸が切れたりすることもあります。
メリヤス編みのシンプルな帽子なら、ボコボコしていても味があってかわいいですが、頑張って編んだ模様が隠れてしまったり、全体の雰囲気が壊れて台無しになることもあるかと思います。
模様編みの場合は、模様が壊れないように減らし目をしてから、最後に絞る方法が大体の編み図についています。しかし、ゴム編みの場合は減らし目をすることによって、ボコボコにならない代わりに編地に段差ができます。
減らし目の方法は編み図も複雑で、よく分からないということもあるのではないでしょうか。
そこで、減らし目をしない筒の状態から、少しでもボコボコを軽減して、きれいな仕上がりになる方法を考えてみました。
上手な絞り方
まず輪針で一目ゴム編みを筒状に編み、ふせ止めにします。これを帽子の編み上りに見立てて検証したいと思います。編み目が分かりやすい様にゴム編みにしました。
編地を中表にして、上から3段目の表目のみをとじ針ですくい、糸を通します。この時少し絞ります。次にその上の段の裏目のみをすくい、糸を通します。通した糸が表側に出ないようにご注意ください。
最初に表目の方、次に裏目の方を順番に絞っていきます。
ひっくり返して編地の表側を出します。筒が小さかったせいもありますが、ボコボコが少なく、きれいに仕上がりました。
絞る段を2段にして、互い違いの目に糸を通すことによって、絞る箇所が分散されるため、ボコボコが軽減されました。
絞ったところから先端が内側に入る為、穴が空くことも防げます。でも、どうしても穴が空くという場合には、ポンポンを付けて穴が見えないようにしてください。
まとめ
今回はなるべく簡単に出来る様、ふせ止めをした状態から糸を通しましたが、最初に少し絞っておいて、目を減らしつつとじていく方法もある様です。編み物に慣れてきて、もっときれいに仕上げたいという方は、調べてみて下さい。
編み物は実践あるのみです。複雑な編み図だけを見ていても、なぜそうしないといけないのか分からないことは多々あります。実際に編んでみてようやく分かることもありますし、一度理解すると自分で工夫することも出来ます。いろいろ編めるようになってくると楽しみも広がります。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。
関連記事
-
-
手作りのニットの紹介~セーター~
子供用のウールのセーターが欲しかったのですが、市販ではなかなか気に入ったものが見 …
-
-
[初心者向け編み物]ぶきっちょさんでも大丈夫!カンタン指編みのマフラー
編み物って難しそう… 道具を揃えるのが大変そう… いえいえ、そんなことはありませ …
-
-
編み物好き向け!エコたわしの作り方♪
水だけで汚れがきれいに落ちるというエコたわし。 形や編み方もいろいろな物が紹介さ …
-
-
とても簡単なベストの編み図【編み物初心者用】
ベストやセーターを編んでみたいと思って本を見てみたけれど、とても難しそうでなかな …
-
-
初心者にも!編み物教室探そう!東京編
東京には初心者から資格取得を目指している方まで、幅広く対応していただける編み物教 …
-
-
【無料編み図】旬の編み物ニットベストは何かと使える!じゃあ編んじゃおう♡
編みモノ女子の皆さんこんにちは! 今回はベストについてちょっと語らせて貰いたいと …
-
-
初心者でも作れる帽子の編み物!簡単子供用ニット帽の作り方
編み物をする際に使用するのは、棒針、かぎ針がメジャーですが、輪になっているものを …
-
-
ハンドメイドの販売、特に編み物を売る時に気を付けること
自分で作品を完成させることができたら、今度は販売してみよう!と考える人も多いと思 …
-
-
鎖(くさり)編みの編み方を初心者にも簡単解説!
鎖(くさり)編みを編んでみよう! 針と糸の持ち方が分かったら、まずは基本の鎖編み …
-
-
【棒針で編み物】初心者のための棒編み入門~道具の選び方から編み方まで
編み物をしている姿に憧れたり、自分でマフラーを編んでみたいと思ってみたことはあり …