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押し絵で人気のちりめん布とは?ちりめん布を使った手芸作品といえば?

      2016/04/08

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皆さんは、「ちりめん」と聞いて、何を思い浮かべますか?
ちりめん雑魚の方が多いかもしれませんよね。

しかし、日本には、布・織物・繊維物の一種で、「ちりめん」というものがあるのですよ。

ちりめんの歴史

「ちりめん」の歴史を語るには、糸・織物・布の歴史に少し触れなければなりません。
日本で糸・布作りが始まったのは、縄文時代と言われています。
主な原料は、植物の麻類の繊維です。より高度な技術で、効率的な織物が入ってきたのは、4世紀~5世紀。
蚕種(さんしゅ:蚕の卵の事)が中国・朝鮮半島から伝来、応神天皇のころ秦氏の祖である弓月君(ゆづきのきみ)が127県の民を率いて来朝し養蚕、機織を伝えたとされています。聖徳太子の格好などから、皆さんも、絹については、歴史が古いことはご存知だと思います。

平安時代から、日本らしい着物が登場し、それとともに、織物も、日本独自のものが発展していきました。束帯・十二単・小袖は、時代劇や、大河ドラマ、映画などで、名前くらいは聞いたことのあるものだと思います。これらの身にまとうものを形作るために使われている繊維を材料とした布の一種に「ちりめん」があります。

「ちりめん」の歴史は、江戸時代にはじまります。
しかし、調べたところ、正倉院に「ちりめん」の献上品が収蔵されているとありましたので丹波では、古くから生産されてはいたようですよ。
話は変わりますが、「ちりめん」の製法は、経糸(たていと)に撚りのない生糸、緯糸(よこいと)に1メートルあたり何千回前後の強い撚りをかけた生糸を交互に織り込み生地にし、その後、精練することによって糸が収縮し、緯糸の撚りがもどり、生地全面に細かい凸凹状の「シボ」がでた織物のことをいいます。
「ちりめん」の代表的存在である「丹後ちりめん」は、このシボが最大の特徴です。「ちりめん」は、シボがあることにより、シワがよりにくく、しなやかな風合いに優れ、凸凹の乱反射によって染め上がりの色合いが豊かな、しかも深みのある色を醸し出すことができます。

ちりめんの材料

「ちりめん」の糸の材料については、近代、レーヨンや、ポリエステルといった化学繊維が使われている場合もあります。

「ちりめん」は、押絵にはよく使われている布の種類で、手芸店や、ネットでの購入価格は、材質、染手法その他布になるまでの手間暇などで違いますね。
しかし、「ちりめん」は、押絵の布としては安い方なので、ポピュラーです。

ちりめん布を使った押し絵といえば?

次に「ちりめん布」を使った押絵についてですが、初心者向けだとよく使われるモチーフは、やっぱり植物・動物・干支ですよ。講座・教室といった所で、よく題材になるのは、花ですね。バラ・桜とか、ツバキ・キキョウなんかは、1輪、あるいは、花ひとつが、簡単なので、それを組み合わせて、葉をつけ、枝あるいは、茎でつなぐといった感じです。

「ちりめん」生地で作る押絵は、材料費が比較的安価なのに、モチーフで、高級感を出すこともできます。押絵初心者の方、ぜひ挑戦してみませんか?

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