押し絵って難しいと思っていませんか？簡単な作り方のご紹介！

押絵を見たことのある方は、複雑で、難しいものだと思っていると思いますが、それは誤解ですよ。確かに豪華絢爛な舞妓さんや、芸者さんの着物姿、子供の遊び姿等のモチーフにしている場合、何層にもパーツを重ねる場合もあるので、パーツが多くて難しさを感じるかもしれませんね。しかし、簡単なものも沢山あるのです。

バラの花の作り方

押絵の作り方を詳しく説明するとこちら。例えば、バラの花１つ。

①デザイン画を描きます。

②デザイン画を基に花びらひとつひとつの型紙を作ります。この段階で、布の色や、完成した時にどこになるのか自分で分かる記号やマークを書き込んでくださいね。この時の型紙は、今後、複数の押絵を作成したい場合は、トレーシングペーパーで作るのがおすすめです。その代わり、忠実に厚紙に型紙の情報を書き写してください。自分だけの一点物なら、トレーシングペーパーではなく、コピー用紙にじかに書いてもいいですよ。

※①と②は、手芸屋さんでキットを購入すると、トレーシングペーパー以外のものが手軽に手に入ります。デザインの手間と、型紙を書く手間が省けます。

③コピー用紙に書いたパーツごとに切り分けます。

④ここで厚紙登場です。厚紙と、パーツに分けたコピー用紙をボンド（ノリ・両面テープ）で貼り合わせてくださいね。（今後、ボンドに表現を統一します）

⑤貼り合わせたものをさらに切り分けてください。コピー用紙に書かれた記号や情報は、布にくるまれた時、見えなくなってしまい、最終段階で、分からなくなる場合があるので、同じ情報を厚紙の裏側にも書き込んでくださいね。例えば「花びら１」とか。

⑥綿あるいはスポンジ（素材はウレタン等）登場です。④に完全にボンドで貼り合わせます。貼り合わせたパーツを切り離してください。

※手芸屋さんとか、ネットで手に入るキットの中には、①～⑥までが、すでに出来上がっている場合もありより簡単ですよ。（型抜きされている状態）

⑦布をパーツの形に合わせて、切ってください。この時の注意点は、最終的に布は、今まで作成してきたパーツの裏側に少し巻き付けるので、その分余裕を持たせて切る事。初心者の方は、手芸用鉛筆とかで、印をつけて、その周りを切るようにした方が良いですよ。

⑧はみ出させた布を巻き付けて、布全体と、パーツをボンドで貼り付けてくださいね。この時の注意点は、はみ出させた部分を裏側に回した時、しっかりと貼り付ける事。これがうまくいかなかったら、完成した時、浮いてきたり、はがれたりします。

⑨パーツ同士を組み合わせて貼り合わせてください。これを色紙に貼りつけたら完成です。