羊毛フェルトで指を刺すのが怖い？なら専用指サックを使おう！

羊毛フェルトをやっていると、初心者でも上級者でもニードルを指に刺してしまうことがあります。（そう、上級者でも、刺すときは刺すのです！）羊毛フェルトに使用するニードルは先が細く、流血してしまうことも少なくありません。

上級者であれば、ある程度「指は刺すもの」という覚悟がありますが、初心者の方は心が折れてしまうかもしれません。羊毛フェルトに挑戦するのがお子様であれば、見ているだけでも心配でヒヤヒヤしてしまいますよね。

そんなときは、専用の指サックを検討してみてはいかがでしょうか？

羊毛フェルト専用指サックとは？

羊毛フェルト専用指サックとは、その名の通り羊毛フェルトを行うときに使用する指サックです。

形状はメーカーによりますが、どれも革製で、ニードルから手指を守る役割をしています。
よほど勢い良くニードルを刺さない限り指サックを突き抜けて指を刺してしまうことはなく、指を刺して怪我をしてしまう心配がなくなります。

ただし、デメリットとして「指先の感覚が無くなる」という点があります。

羊毛フェルトは、意外と指先の感覚が重要です。

ニードルを刺しながら指先で羊毛フェルトの固さを確認しながら作業を進めるのですが、指サックをつけているとそれができなくなってしまいます。そのため、正確な形が作りにくくなってしまったり、均等にフェルト化することが難しくなってしまいます。

それを回避するために、時々指サックを外して素手で作品の状態を確認する必要があります。

どの指サックを選ぶべき？

どの商品が良いかは、作品の作り方や大きさ、制作スタイルにもよります。

＜ハマナカ フェルティングニードル専用指サック＞

長い部分が手のひら側になるように、人差し指に装着して使用する指サックです。
人差し指の手のひら側も保護することができるので、指先を使う小さな作品はもちろん、手で掴んで作成するある程度大きな作品作りにも重宝します。
ただし、新しく皮が硬いうちは指を曲げるのが難しく、思うように指を動かすことができない場合があります。
⇒フェルティングニードル専用指サック

＜チューリップ フェルティング用皮シンブル＞

指先だけを保護するタイプの指サックで、2個入りなので親指と人差し指に装着して使用することができます。

細かい作業がしやすく、小さな作品作りやお子様におすすめの指サックです。
⇒フェルティング用皮シンブル

＜ハマナカ フェルティングニードル専用指サック（３本指タイプ）＞

羊毛フェルトを上から手で押さえてニードルを横方向から刺すときに、指を刺したり引っ掻いてしまうことを防ぐためのものです。

使用する場面は限定的かもしれませんが、薄い作品を作る方やスイーツのキットに挑戦する時などに便利です。
⇒フェルティングニードル専用指サック（3本指タイプ）

指サックの代用になるもの

羊毛フェルト専用のものではなくても、革製の指サックであれば何でも代用可能です。
合皮や革の端切をお持ちの方であれば、それを指に合う形に縫い合わせることで自作することもできるでしょう。

事務用の指サックでも代用可能ですが、革製のものよりは針が突き抜けてしまいやすいです。

上から羊毛を押さえて横からニードルを刺すスタイルの場合、羊毛と手の間に厚紙やボール紙を入れることで、指サックなしでも指を保護することができます。クリアファイルを使用しても良いですね。