かご編みのススメ。形や素材、種類も様々。
突然ですが、みなさんカゴは好きですか?
わたしは、街でお買い物をしていてもどうしてもカゴに目がいってしまいます。そしてお気に入りを見つけると、それがどんなに大きかろうが重たかろうが、その後の予定も考えず連れて帰りたくなってしまいます…。わたしはちょっと異常かもしれませんが(笑)そんなカゴ好きさん、女性には多いのではないかと思うのです。大きなバスケットにお弁当を詰めてピクニックなんて場面も、とっても憧れでした。カゴって、なんだかそこにあるだけで可愛らしくて心惹かれるからとっても不思議。置かれた空間自体を優しく演出してくれるようにも感じます。そんなカゴを、手作りしてみませんか?
見た目のかわいさだけでなく、やはりそこは道具として生まれたカゴたち。収納に活用したり、バッグとしてお出かけに連れていったり、ラッピングの材料にしたりと大活躍。手芸の世界ではかご編み、かご細工、バスケタリー(Basketry)と呼ばれます。自分で作れば、入れたいものや置きたい場所にあわせてぴったりサイズの収納カゴを作ったり、手作りお菓子に合う大きさのラッピングカゴを作ったりできるので、覚えておくといろんな場面で重宝します。
そんな働き者のカゴたちは、それぞれ用途に合わせて形や素材が違います。中でも初心者におすすめなのは、紙バンドやワイヤー。紙バンド(エコクラフト)は関連本などもたくさん出版されていて、初心者向けのキットなどもあるので始めやすいです。ワイヤーは素材や太さによって硬さが違いますが、簡単に自由に曲げることができるので加工が比較的簡単です。ホームセンターや100円ショップで手に入ります。まずはこれらの素材で編み方の基礎を覚えておくと、他の素材でも応用できて作業が進めやすくなるのでおすすめです。
かごの素材で一番に思い出すのはやっぱり「籐(とう)」ではないでしょうか。「ラタン」とも呼ばれるこの素材、水に浸して柔らかくしてから加工します。丈夫で弾力性があり、丸芯・平材・皮籐など形に分かれていて様々な細工が楽しめます。かご編みの素材の中でも扱いやすい素材なので、初心者にもおすすめです。
その他にも本当に様々な素材が世界中で使われています。日本では馴染みの深い竹、白樺などの樹皮、あけびなどの蔓(つる)、麻などの繊維、数え上げればきりがありません。中でも蔓は日本の山野でも自生しているので、材料費ゼロで作っちゃうなんてことも可能です。(くれぐれも許可なく他人さまの土地でとったりしないよう注意!)味わいのある作品に仕上がり、生活に自然を取りいれることができます。
人の手で丁寧に編まれたカゴからは、自然と温もりが伝わってきます。古くから世界中で親しまれてきた手仕事であり、生活に便利で必要な道具として生まれた道具です。いろんな手法やテクニックはありますが、今でも変わらない方法で作られているものが多く、作り方はコツさえつかめば意外とシンプルで簡単。自分で作ったカゴは多少不細工なところがあってもご愛嬌だし、そこがさらに愛おしく感じたりするから不思議です。しかも素材を組み合わせて楽しむこともできるから可能性は無限大!自分だけのオリジナルカゴを作って、暮らしをもっと便利に楽しくしてみましょう♪
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