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レジン液でのにじみを防止する方法

      2017/01/04

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レジンは液体ですので、紙や布などは直接レジン液を注いでしまうと、どうしてもにじんでしまいます。
変色して、背景素材の本来の色合いや質感が保ちにくくなってしまい、キレイに仕上がりません。

では、にじまないようにするにはどうすればよいのでしょう?
今回は、その「にじみ対策」をいくつか紹介いたします。

「透明フィルム」を貼る。

紙や布に透明フィルムを貼り付けます。
空気を抜くように、定規などで押し付けながらこすってください。
隙間が有るとレジン液が入り込んでしまうので、しっかりと貼り付けます。
裏面にも同じように透明フィルムを貼り付けてください。
これで、両面からのレジン液の侵入を防ぎ、にじみを防ぐことが出来ます。

「ジェルメディウム」を塗る。


透明フィルムと同時に使います。
透明フィルムで挟んだ紙(布など)の側面をこのジェルメディウムを塗っていきます。
細かい作業になりますので、爪楊枝などで塗ると良いでしょう。
良く乾かしてください。
これにより、側面からレジン液が侵入してくるのを防ぎにじみ防止になります。

又は、「透明フィルム」は使わずに、「ジェルメディウム」のみを両側面に塗るという方法も可能です。
表面を塗ったら、クリアファイルやシリコン版等、張り付いても剥がれる素材の上に載せてきちんと乾かしてください。
最初はにじんだように見えますが、乾くと透明になります。

このジェルメディウムは、保護・防水・接着剤の役割をしてくれるので、様々な使い道があります。
その為、紙(布)をミール皿の背景にする場合は、紙(布)とミール皿の接着剤として使用する事も出来るのです。

「防水スプレー」を吹き付ける。


ホームセンターなどで販売されている「衣類品用」や「傘用」などで代用できます。
使用時の注意としては、「ジェルメディウム」同様、紙(布)の切断面にもきちんとスプレーする事です。
また、気泡が出来てしまう事が有りますので、気泡が残らないように作業してください。

「透明セロハンテープ」を貼る。


一番身近な方法かもしれませんね。
少ししか使わないから上記のような道具の購入に抵抗がある方、身近なもので済ませたい方は、セロハンテープでも代用は出来ます。
ただ、やはり側面からレジン液の侵入の可能性は有りますので、ジェルメディウムを一緒に使う事をオススメしたいです。

いかがですか?

レジン液でのにじみ対策は、表面だけではなく、裏面と側面も意識して作業する事が大切です。
薄い一枚ですが、この側面を忘れてしまうと、周りから(周りだけ)変色してしまう事も多いのです。

また、ミール皿の背景に使う場合は、ミール皿をアクリルジェッソなどで白く塗ってから、防水対策をした紙(布)を使うと更に色がきれいに出ます。
また、防水対策に失敗してしまったとしても、背景を白地にしていれば、色の暗さ(変色)が軽減されますので、このひと手間を加える事も試してみてください。

 - レジン

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